


私たちには寝食を忘れて取り組むほど好きなものがあります。もはや、ライフスタイルの、いや人生の一部といっても過言でないもの、それがアウトドアスポーツです。何度もビバークを繰り返して移動するスキー縦走やアルプスの懐まで入る沢登りや岩登りのように、できるだけ自然を濃く感じられるフィールドを選び、そこへ惜しみなく時間と情熱を注ぐ。そうすることで自分たちも満たされ、また良い商品を作るアイデアが生まれるというメリットを見い出しています。さらに、フィールドにおける自然環境は、時に思いも寄らない猛威をふるいます。そんな状況の中でこそ、ウエア、ギアに必要な本当のニーズが見えてくるのです。冬の黒部(北アルプス)で必要とされる性能は、もしかしたら春夏のトレッキングには不要かもしれません。しかし、極限の状況で安全性を保つウエアは、春夏の一般縦走路で遭遇するちょっと厳しい天候時などに、とても快適で安心感をもたらすウエアとなるでしょう。
本気で遊ばなければ、本当に良いもの、本当に必要な性能を持ったものを生めません。四季を問わずスタッフがそれぞれ真剣にフィールドに向かうことが、未来への宝探しでもあるのです。



本当に牙をむいた自然に、私たち人間は打ち勝つ力を持ちませんが、経験や知恵を駆使し、ウエアやギアの力を借りて、耐え抜くことは可能です。finetrackの生み出すアイテムはすべてフィールドで積み重ねた経験をもとに開発。すべては自分たちの遊びを笑って振り返られるように『安全性』を最優先したものです。軽快、快適性という課題は、安全性の追求の通過点でもあります。
だからこそ、求める性能を持った新しい素材を開発するところから、徹底的にこだわっています。既存の素材をただセレクトするだけでは、私たちのニーズを十分に満たすことは難しく、いわばありきたりのモノ創りしかできないからです。
私たちが「日本製」であることにも強くこだわる理由の一つはここにあります。それは、私たちの夢を形にする繊維技術力が世界でNo.1であり、その技術と私たちの知るニーズやフィールドでの経験を合わせた二人三脚のような開発体制を取ることで、本当に強い製品ができると考えているからです。優れた日本の技術を大切にして、これからも安易に価格の安い海外産の素材に流れることなく、自分たちの信念を貫いていきたいと思います。
日本国内で素材から開発するモノ創り。それはコスト面でも、チャレンジングな試みです。そのために、サプライチェーンマネージメントで仕入れから販売までの効率化を行っています。独りよがりなモノ創りにならないよう、常に値段以上のコストバリューを持った製品を届ける努力も、もちろん忘れていません。

汗や雨による身体の冷えを防いで体温低下から身を守る撥水ドライレイヤーや、天然素材・ウールと化繊それぞれの長所を活かして糸から開発したアンダーウエア、新開発のダイニーマテープ(特許取得済)と超軽量・高透湿素材を使用した「非常用」の枠を超えて「常用」に進化したツエルトなど、独自のアイデアとこだわりの素材で次々と新商品を開発しています。




高度な紡糸と延伸技術により創られたポリエステルに、特殊な撥水処理と汗の濡れ戻りを低減する編みの工夫をプラス。汗の通過しやすさ、濡れ戻りにくさを両立させた耐久撥水素材を創りあげました。その上に吸汗性のウエアを重ねれば、汗や雨から肌をドライに保ち、不快感や体温の低下を防げます。(特許取得済)
「フラッドラッシュ®スキンメッシュ」の詳細はこちら
近年ウールの下着が注目されていますが、果たしてそれらの製品は本当に快適といえるのでしょうか?たっぷり汗をかく過酷なアウトドアフィールドではイエスと断言できるものは少ないようです。finetrackはウールの良さを引き出しつつ、短所であった強度や吸汗拡散という機能を化繊で補った新しい素材を糸から新開発。理想のアンダーウエアを完成させました。
「メリノスピンTM」の詳細はこちら

私たちは何よりアウトドアという遊びが好きです。そしてその楽しみを一人でも多くの方に楽しんでもらいたいと願っています。それは日本が自然に恵まれた国というのも大きな理由のひとつ。緑がここまで豊富で、海、川があり、雪も降る。そしてメリハリのある四季。ちなみに北海道から沖縄までの緯度の差はアメリカ合衆国(アラスカを除く)よりも長いのです。これだけフィールドに恵まれた国に住みながら、自然の中で遊ばないのは勿体ないというものです。 登山、カヤック、沢登り、スキー、MTBなどあらゆる手段に対応し、フィールドでの楽しみにより多く出会っていただくために、新しいハード&ソフトを提案しています。


私たちは自分の遊びにも貪欲です。限られた時間(日数)でどれだけ広い範囲を行動できるかを熟慮してフィールドに向かいます。シンプルで、軽く、本当に実用的なウエア・ギアを身につけて、自然の奥深くに入り込む、それが私たちのスタイルです。たとえばテント。これは必要不可欠なギアですが、簡易型のモノポールスタイルにすることで通常の半分以下の重量で済ませられ、設営場所の自由度も上がり、しかも快適です。そうした自分たちのスタイルを提案するギアとして「ポットラックTM」が誕生しました。
個々の製品の性能を高めることは当然。そして、それらをどう組み合わせることが、本当に効果的なのか。既存の常識にとらわれず、自分たちのスタイルを実現するベストの方法を考える。そのような一貫した姿勢の中から様々な新しい提案が生まれています。
これまでの常識であった3レイヤリングに新発想の2レイヤーを加え、レイヤリングの性能をこれまでにない新しい領域に引き上げた5レイヤリングや、ソックスレイヤリング専用のフラッドラッシュ®スキンメッシュソックスなどは、その一例です。
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私たちの情報収集源は山や川、海といったアウトドアフィールドです。実際のフィールドでリアルに体験することが何より大切だと考えています。計測機械などではなく、生身の人間、まさに自分自身。そうして蓄積された情報は、色濃く商品開発に反映されていきます。
休日の多くはアウトドアフィールドで過ごす、これはfinetrackのスタート時から変わらぬ社風です。もちろん強制などではなく、そうしたスタッフが集まってきた結果です。年間120日を越える休日はそれぞれのスタッフが自主的に遊び&フィールドテストとして使っています。

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豊かな自然や自然を愛する人に支えられている私どもアウトドア業界ですが、生産や流通という面で果たしてエコな考えが貫かれているかは疑問です。コストを抑えるために海外で行う大量生産、流行を追ったもの作り、そしてシーズン途中から急速に下落する価格、たった1年で古くなってしまう製品。そうした大量生産&消費のトレンドに対し、finetrackは逆行しているかもしれません。しかし、国内でのこだわった、年式にとらわれない定番商品のみに絞ったモノ創りは、私たちの曲げられない理念です。
もう一つ大切にしているのは、長く使い続けられる製品を作ること。それは「値札」以上の優れたコストバリューを製品に持たせる取り組みの一環であり、ひいてはささやかながら、エコロジーにも貢献できるものだと考えています。
ひとつのfinetrackの製品をボロボロになるまで使い続けていただく、それは私どもにとって何にも代え難い喜びなのです。

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「私たちの夢を形にする繊維技術力が世界でNo.1」であることは日本製であることにこだわるひとつの理由です。でも、それだけではありません。
たとえば、「素材」だけを日本で調達して、海外で縫製をすることも可能です。しかし、私たちは、糸作りから始まり、生地への織り(編み)上げ、仕上げ、そして裁断、縫製に至る全てを、日本国内で行うことを主としました。なぜなら、現在日本の繊維技術が世界一であるのは、素材を作りそれを製品に仕上げる全ての業者が「繊維産業」として一体となって成長した結果であり、それを大事にしたいと考えているからです。

ご存知の方も多いと思いますが、コストダウンを目的として、アウトドアに限らず、アパレル業界のほとんどのメーカーは、生産を海外に移してしまいました。日本でしか作れない、一部の高機能素材のサプライヤーとしては、今でも世界中のアウトドアメーカーに対して、日本は確固たる地位を確保していますが、日本各地の地場産業ともいえる繊維産業や縫製業は、危機的な状況にあります。
私たちは、この国が好きです。
自分達のモノ創りによって、ユーザーの皆様はもちろんのこと、関係する会社や、そこで働く人たちが幸せになってくれるのであれば、それほど嬉しいことはありません。
これからも、日本を元気にすることに、微力ながらも、貢献し続けたいと考えています。そして、日本のこだわりのモノ創りを世界に広めていきます。
異なる機能を持つ5種類の高性能ウエアを重ね着し、それぞれのウエアをひとつのシステムとして機能させること。それが、ファイントラックの「5レイヤリング」です。これを採用することにより体温低下による体力消耗を防いだり、行動中のウエアの着脱を減らすことが可能。また、ギアについても最適な装備の組み合わせを紹介しています。
「レイヤリング&使い方」の詳細はこちら
ファイントラックスタッフが挑戦したさまざまなアウトドアの記録を「ファイントラックの遊びBlog」で公開中です!スタッフが実際にアタックした写真とともにレポートをアップ。エキスパートたちだけが知る、秘密のスポットや、おすすめのコースもあり。遊びの参考に、ぜひチェックしてみてください。
「ファイントラックスタッフの遊びBlog」はこちら
金山洋太郎が国内屈指のアウトドアメーカーでの経験を経て「どこにもないまったく新しいモノを」という思いでスタートしたのがfinetrackです。
少年時代から登山一筋。死さえも覚悟するクライミングを幾度となくしてきた彼自身には、アウトドアスポーツへの情熱が人一倍ありました。そしてMTB、カヤック、釣りなど、ジャンルごとに壁を作らず、それぞれを本気で遊ぶことも忘れない時間を過ごしてきました。
そんなアウトドアスポーツに造詣が深い金山は、同時に繊維のプロでもありました。日本の繊維界を築いてきた大阪の街で徹底的に鍛え上げられ、メーカーの開発セクションを統括するベテランの域に達してからは取引先の繊維メーカーの新人たちを逆に教育するというようなこともありました。
金山は自身の経験からフィールドで陥る可能性のある危機的状況、そしてそれを回避するための道具にはどのような機能が必要かを知っていました。アイデアは大胆かつ斬新なものでしたが一介のサラリーマンという立場では踏み込める領域に限界がありました。
「自分のアイデアで納得するものを創りたい」金山が漠然とした夢を抱いているとき、橋本剛との出逢いがありました。リバーカヤックで知り合った青年・橋本とは20歳近く離れていましたが、互いにスキルを認め合い意気投合。その後テレマークスキーや沢登りなど年間を通じて幾度となく活動を共にしてきたある時、橋本から「アウトドア関連の仕事に就くにはどうしたら良いか」という相談が金山にありました。当時、橋本は外資系大手消費財・化粧品メーカーに勤めながらキャリアアップしつつ、いつかは趣味のエリアで仕事をし、本当の意味でアウトドアスポーツをライフスタイルにしたいと考えていたのです。思い続けた夢は、いつか現実のものになります。
金山も橋本も夢へのベクトルは同じで、議論を重ねるうちにいよいよ具体性を伴ってきました。
「モノ創りのプロ」と「戦略マーケティングのプロ」がまるで化学変化のようなエネルギーを生み、2年の構想を経て「遊び手が創り手」のビジネスモデルをつくりあげ、finetrackがスタート。2004年1月のことでした。
創設に関わった2人が会社設立時に決めたことに、以下のようなものがありました。それは「遊び手が創り手であること」「誰の真似でもない、全く新しいモノを素材から創る」「アウトドア中心の働き方」「モノ+遊び方を提案」
というもの。「会社が存続していくうえでは売上や利益は不可欠ですが、それを追求するあまり自分たちが不幸であってはならない。スタッフがフィールドに出られる環境を最優先し、自分たちが楽しみながらそれを品質や経営に反映させていく。
スタッフが増えて規模が以前より少し大きくなった現在でも、そして将来も、その信念を貫いています。
左:取締役 橋本 右:代表取締役 金山


- 2004
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- finetrack創業。住宅地の一軒家からのスタート。
画期的な耐久撥水ウォータースポーツウエア、フラッドラッシュ®を発売。現在に至るロングセラーとなる。
フラッドラッシュ®スキンを発売。後のベストセラーアイテム、フラッドラッシュ®スキンメッシュにつながる世界初の耐久撥水ドライレイヤーの誕生。 - 高強力繊維ダイニーマを配した結露に強い超軽量ツエルトも発売。市場から高い支持を得る。
- finetrack創業。住宅地の一軒家からのスタート。
- 2005
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- ウールとポリエステルの特殊なハイブリッド繊維の開発に成功。スパイルフィルTMシリーズとしてベースレイヤーに展開。
吸汗拡散性と保温性を兼ね備えた新しいミッドレイヤー、ドラウトセンサーTMを発売。新しいレイヤリングの概念、ミッドシェルを提案し、ブリーズラップを発売。finetrackレイヤリングスタンダードを確立する。 - ダイニーマィを中芯に採用した軽さと強度を併せ持つフローティングロープを開発。
- ウールとポリエステルの特殊なハイブリッド繊維の開発に成功。スパイルフィルTMシリーズとしてベースレイヤーに展開。
- 2006
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- フラッドラッシュ®スキンを陸上のスポーツ向けに改良、フラッドラッシュ®スキンメッシュを発売。ドライレイヤーの概念を定着させ、ベストセラーに育つ。
- 2007
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- 中小企業新事業活動促進法の対象企業に認定(経営革新計画承認)
- 天然繊維・麻(ラミー)とポリエステルの特殊なハイブリッド糸の開発に成功、ラミースピンを発売。
麻の優れたクーリング性能、吸湿性能をベースレイヤーに生かすことが可能に。 - ストームゴージュアルパインパンツを発売。新発想のストレッチ+耐久撥水の万能アウトドアパンツとして、定番のヒット商品となる。
- 2008
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- 素材にも機能にも徹底的にこだわった、スパイルフィルTMソックスを発売。アウトドアソックス市場に一石を投じる。
- 2009
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- ソックスにもレイヤリングを提唱。初のソックスのドライレイヤー、フラッドラッシュ®スキンメッシュソックスを発売。
新開発ダイニーマ®テープを採用してリニューアル、ツエルト商品としては異例のヒットとなる。大幅に進化した新しいミッドシェル、ニュウモラップ®を発売。
- ソックスにもレイヤリングを提唱。初のソックスのドライレイヤー、フラッドラッシュ®スキンメッシュソックスを発売。
- 2010
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- 世界最軽量4〜5人用テント、ポットラックTMを発売。世界初のナノ繊維を採用したナノタオルTMを発売。
「汚れを取る」性能において、画期的な進歩をもたらす。アウトドアスポーツの多岐化に合わせて、ストレッチ性を持たせた ドライレイヤー、フラッドラッシュ®アクティブスキンTMを発売。
神戸駅前のビルに移転、新たなスタートを切る。
- 世界最軽量4〜5人用テント、ポットラックTMを発売。世界初のナノ繊維を採用したナノタオルTMを発売。













