DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング
よみがえる吸汗性(吸汗加工剤)

使用に伴い低下してしまったベースレイヤーの吸汗性を簡単に復活させるためのホームケア商品

ベースレイヤーの吸汗性チェック方法
- あなたのベースレイヤー、転がっていませんか?

じつは…永遠じゃない ベースレイヤーの吸汗性の真実

吸汗性の真実 その1
使っているうち低下する

写真:ベースレイヤーの生地が吸汗できている状態から吸汗性が弱まってしまった状態への変化

吸汗性は繰り返しの着用や洗濯で、次第に低下してしまいます。

吸汗性の真実 その2
低下すると山での体力に関わる

イメージ:汗冷えして寒い、ベタベタする、疲れやすい、妙にお腹がすく、ドライレイヤーを着ていても寒い

これではせっかくの山も楽しめません。

吸汗性が低下したら
こんなに違う!

吸汗性のあるベースレイヤー

吸汗性が低下したベースレイヤー

汗を吸う量
グラフ:吸水率試験結果(未使用品100%/吸汗性低下後14.4%)

吸汗性が低下したベースレイヤーは、汗を吸う量が極端に少なくなる。

[吸水率試験](当社試験データ)
精密天秤の上に0.3mlの水を垂らし、上から試験布を被せて指で軽く15秒抑えたのち、試験布を取り除き、水の残量から吸水率を算出した。

汗を吸うスピード
グラフ:吸水速度試験結果(未使用品0秒/吸汗性低下後30秒以上)

吸汗性が低下したベースレイヤーは、汗を瞬時に吸わない。

[吸水速度試験](当社試験データ)
試験布に0.06mlの水を滴下し、表面に水が残らずに吸水するまでの時間を測定した。

乾くまでの時間
グラフ:拡散乾燥速度試験結果(未使用品69分/吸汗性低下後84分)

吸汗性が低下したベースレイヤーは汗がなかなか乾かない。

[拡散乾燥速度試験](当社試験データ)
試験布に0.5mlの水を滴下し、残留水分率が10%になるまでの時間を測定した。

消費熱量
グラフ:消費熱量試験結果(未使用品0.48/吸汗性低下後1.75)

吸汗性が低下したベースレイヤーは汗が乾くまでに3.6倍の熱量を消費する。

[消費熱量試験](当社試験データ)
0.5mlの水を滴下した発熱板に試験布を乗せ、運動後の発汗状態から安静状態を人工的に作成し、安静状態から汗が乾くまでの熱量を算出した。※水蒸発に関与する部分

あなたのベースレイヤーは大丈夫?

今すぐ吸汗性をチェック!

ベースレイヤーの背中側、肌が触れる方に汗に見立てた水滴を滴下する。
※スポイトや指で滴下できます

水滴がすぐに吸水して生地に拡がったら、そのベースレイヤーは吸汗しています。

生地の上を水滴が転がったり、吸水しても生地に拡がらなかったら、そのベースレイヤーの吸汗性は低下しています。

吸汗性の真実 その3
ホームケアで復活する

吸汗性の低下した
ベースレイヤーの復活には
ベースリカバーで簡単お手入れ!

スタッフのウエアで実験

ファイントラックスタッフが所有するベースレイヤーを100枚集め、吸汗性テストを実施。

写真:実験のイメージ
吸汗性の著しい低下が見られたベースレイヤーの数=100枚中74枚

汗に見立てた水滴を背中側に滴下し、30秒以上吸水に時間を要したものを吸汗性低下と判定。耐久性を誇るfinetrackのベースレイヤーであっても74枚に著しい吸汗性低下が見られた。

そんなベースレイヤーでも…

加工で復活したベースレイヤーの吸汗率は14.4%から100%に

※3年以上、ハードに着用して吸汗性が低下したfinetrack製ベースレイヤーを用いて吸水率試験を実施。ベースリカバー加工前は14.4%の吸水率だったが、加工後100%に復活。

特長features

吸汗性を復活させ、効果長持ち

化繊・天然問わず吸汗速乾ウエア全般で吸汗性を復活させる「吸汗加工成分」を選定し、独自処方。1回の仕上げで、繰り返しの洗濯にも耐えうるベストな配合にしています。
※洗濯耐久性の目安:5洗以上。ただし、生地表面の状態、生地の厚み、洗濯状況などにより変化します。

使用に伴い吸汗加工が落ち、生地表面で水を弾いてしまうようになったベースレイヤー

ベースリカバーを用いて吸汗性が復活

【吸水率試験】(当社試験データ)

3年以上、ハードに着用して吸汗性が低下したメリノスピンサーモを用いて試験を行った。精密天秤の上に約0.3gの水を垂らし、上から試験布を被せて指で軽く15秒抑えたのち、試験布を取り除き、水の残量から吸水率を算出する。加工前は14.4%の吸水率であったが、加工後は吸水率が100%に向上しており、ベースリカバーで加工することで、良好な吸水効果が発揮できている。

1本でTシャツ8枚分

簡単つけおきでよみがえる

使い方浸して乾かすだけの簡単2ステップ

吸汗性の低下したウエアは、あらかじめ汚れ・皮脂等をしっかりと洗濯で除去し、乾かしたものをご用意ください。

ステップ1

水で薄めたベースリカバーに、吸汗性が低下したウエアを1時間浸けます。

ステップ2

軽くしぼった後に、ウエアの取り扱い表示に従って、しっかり乾燥させベースリカバーを繊維に固着させます。

【組成の表示】
液性 弱酸性
用途 合成繊維・天然繊維用 ※撥水加工がされている繊維には使用しないでください。
finetrackの全てのL2ベースレイヤーとL3ミッドレイヤー(ポリゴン2UL、ドラウト®ポリゴン3を除く)に使用できます。
成分 界面活性剤(非イオン)、シリコーン

開発の背景background

なぜ吸汗剤が必要なのか

ベースレイヤーやミッドレイヤーが吸汗拡散しなくなると、ドライレイヤー®から透過した汗が移動せず、肌側に残留してしまったり、アウターシェルの透湿性を活かせなくなり、レイヤリングでも弊害が生じ、身体を冷やしてしまう「リスク」につながります。このように、ベースレイヤーとミッドレイヤーの吸汗拡散性は、アウトドアアクティビティをする上でなくてはならないもの。したがって、撥水性をケアするのと同じように、吸汗性のケアも重要なのです。
しかし、どうやって?と多くの方が思われるはず。吸汗性が落ちること自体あまり知られていないのだから、当然ケアの方法を知る人はさらに少ないのが現状……。そういった吸汗速乾ウエアの状況を打開するためにも、吸汗性が落ちるものだという事実をみなさんにお知らせする必要があり、さらにそれを家庭で簡単にケアするための吸汗剤の開発も急がれたのです。ポリエステル、ナイロン、ラミー(苧麻)、メリノウール、シルクといった、吸汗速乾ウエアに使われているさまざまな繊維に対して効果を出せるよう、いくつもの成分の選定・配合と実験を繰り返し、ようやく完成した「ベースリカバー」。ぜひお試しください。

Q&A

  • 「吸汗速乾ウエア」の吸汗性が落ちるってどういうこと?

    多くの吸汗速乾ウエアは、ポリエステルなどの「化学繊維」からできており、元々「水を吸わない」性質をもっています。この、水を吸わない化学繊維に、「吸水加工剤」を付着させ「水(汗)を吸う」機能を実現しています。ただし、「吸水加工剤」は着用や洗濯によって落ちていきます。ですので吸汗速乾ウエアを長期間使用すると、いつの間にか「汗を吸わなく」なってしまうのです。

  • ベースリカバーはどんなウエアに使えるの?

    「吸汗」機能のあるウエアにお使いいただけます。finetrackの全ての吸汗速乾ウエアはもちろんのこと、他メーカーのウエアにもお使いいただけます。
    ※「撥水」ウエア、ポリゴンウエア、ダウンウエアには使用しないでください。

  • 洗剤と同じように洗濯機で使えばいいの?

    薬剤の濃度が薄くなり、十分な効果が出せなくなるため、洗濯機では使用できません。ボトルに記載の「目安の量」に従って、たらいや洗面器で漬け置きして使用してください。
    ※ベースリカバーには洗浄成分は入っていません。汚れ落しはできませんので、あらかじめ洗濯してからご使用ください。

  • 誤ってドライレイヤー®やアウターシェルに使ってしまった。どうしたらいい?

    「撥水」ウエアに使用してしまった場合、なるべく早く、薬剤を落とすことが必要です。ぬるま湯で複数回すすいで下さい。この場合、洗濯洗剤は使用しないで下さい。


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