最強の5レイヤリングとは

ファインポリゴン® ~世界初のシート状立体保温素材~

MADE IN JAPANの粋
新たな切り口から生まれたシート状立体保温素材

ファインポリゴンイメージ

極薄で究極の軽量さを持つ特殊なシート生地を、最先端の収縮加工で凹凸の立体構造に仕上げた、ファイントラック独自開発のまったく新しい保温素材です。

この世界初となるシート状立体保温素材は、驚きの軽さを持つうえに温かく、水濡れに極めて強いという優れた特長を持っています。さらに、素材の最大の特長は、シート形状で容易に扱うことができるため、様々なモノへの応用が可能ということです。

特許取得済(特許第5752775)

ファインポリゴンのシート状立体保温素材の解説図

シートが平坦だと保温力を確保できない

シワを持たせることで空気を溜め込むボリュームができあがる

積層することで、さらにボリューム(暖かさ)が増す

常識に捉われない素材開発

保温素材は本当にダウンがベストなのか?

防寒着やスリーピングバッグの保温素材はダウンが最も一般的です。いい素材であることには違いないのですが、山で使うことを考えると大きな欠点がひとつあります。濡れると保温力が急激に下がってしまうということです。

ダウンのメリットは十分わかっていながらも、この「濡れに弱い」という点が、私たちにはどうしても納得できませんでした。しかし濡れに強く、かつ、軽くてコンパクトな保温素材を作り出すのは容易ではありません。化学繊維で試してみても、ワタ状の保温素材では濡れへの強さを実現することができなかったのです。

転機となったのは、「ワタではなくシートではどうか」というアイデアでした。薄い紙を重ねてくしゃくしゃにしてみると、いい具合にロフトが形成されます。これを復元力が高く吸水しない生地で作れば、保温素材として使えるのではないか?開発の具体的な形が見えた瞬間でした。

スリーピングバッグとポリゴン2ULジャケットの試作モデル

スリーピングバッグの半身分とポリゴン2ULジャケットの試作モデル。

アイデアは固まりましたが、それを製品として形にするのは別問題です。開発に取り掛かってみると、課題は山積みでした。まず、適した素材が見つからない。ようやく理想的な素材に巡り会えたら、今度は裁断と縫製が非常に難しい。しかし折よく、「ファイントラック指定工場」として実績ある工場とタッグを組んだ体制が稼働し始めたころでした。工場スタッフと何度も議論を戦わせ、試作と調整を重ねて、2012年、ついに生産にこぎつけることができました。この時すでに、最初の着想からまる3年が経っていました。

ファインポリゴンは高度な裁断と縫製が必要

ファインポリゴン®は高度な裁断と縫製が必要になるため、緻密な指示書が求められる。

今では、ファインポリゴン®製品はウエア、スリーピングバッグ、アクセサリーなど、展開アイテムの幅を拡げています。常識にとらわれない素材開発が、またひとつ登山用具の常識を塗り替えようとしています。

ファインポリゴン®の特長とメリット

1.濡れに強く、速乾性に優れる

ダウンは雨や結露、汗に濡れることでロフトが失われ、保温力が下がることは珍しくありません。そうしたウィークポイントを解消したのがファインポリゴン®です。

ウエア内に水分が浸入した場合でもファインポリゴン®自体が保水しないためロフトを維持し、湿潤時でも保温力を確保。他のワタ状保温素材と異なり、シート状のファインポリゴン®は速乾性に優れ、濡れても短時間で本来の保温力を回復します。

ダウンとの水漏れ比較実験

ダウンとの水漏れ実験

含水率試験データ

含水率試験グラフ

各保温素材を湿潤させて人間の力で水を切ることを想定した2分間の脱水後、20℃/湿度 65%/無風の室内にて乾燥させ、ほぼ乾燥したと言える含水率5%(素材が本来含んでいる水分は除く)に達する時間を計測。

乾燥試験データ

乾燥試験グラフ

ファインポリゴン®は24%程度の含水率と優れた水分抜けを示したのに対し、高品質ダウンの含水率は60%、化繊綿は40%となった。十分に水に含浸させた後、遠心脱水を30秒かけた後の含水率を測定。

2.温かい

ファインポリゴン®は凹凸を備えたシート地で、その無数の凹凸が重なり合うことでたくさんのデッドエアを確保し、ブランケットに包まれるような均一で優れた保温性を備えます。また、縫製箇所も最小限に抑えることができ、コールドスポットを大幅に減らしています。

温かい

左のサーモグラフィ[ポリゴン4ジャケット]は外部に放熱されていないため、全体が青く表示されています。一方、右の[シングルキルトのダウン]はキルト箇所がコールドスポットになり熱が逃げているため、赤く表示されています。

乾燥時の保温性比較データ(当社試験データ)

乾燥時の保温性比較グラフ

ファインポリゴン®は、ほぼ同重量の撥水ダウンを上回る保温性を示した。サーマルマネキンに着用させて保温性を測定。

湿潤時の保温性比較データ

湿潤時の保温性比較グラフ

ファインポリゴン®は、乾燥時の70%を維持したのに対し、他の中綿素材のジャケットはほとんどが50%以下に低下、高品質ダウンに至っては、乾燥時の36%の保温性となった。十分に水に含浸させた後、遠心脱水を30秒かけ、サーマルマネキンに着用させて保温性を測定。測定開始から、30~40分経過後のデータを使用。

3.軽量でコンパクト

軽量でコンパクト わずか重さ9グラム!

空気のように軽いファインポリゴン®は、キルティングを必要最小限に抑えることができるシート状のため、多重に積層しても重さを感じにくい特殊素材です。付属のスタッフバッグにコンパクト収納できる優れた携行性も実現しています。

圧縮試験のデータ(当社試験データ)

圧縮試験グラフ

ファインポリゴン®とダウンは共に95%を超える圧縮率を示した。無荷重時と、100g/cm2の荷重を加えた時の厚さを比較。

4.ムレにくい

ダウンプルーフ加工(ダウン抜けを防ぐ目詰め加工)が必要ないファインポリゴン®は、表地に通気性を持たせることができるため、行動時に発生する汗の濡れやムレを大幅に軽減することができます。

結露量のデータ(当社試験データ)

結露量試験グラフ

ダウンプルーフの生地を使用したジャケットは著しく結露したが、ファインポリゴン®はその15%ほ どの結露に抑えることができた。20℃65%RHの条件下で、500mlのステンレスポット(φ75mm)に90℃のお湯を150ml入れ、試料で蓋をして10分間放置。生地表面に結露した水分の重量を測定。

5.メンテナンスが容易

ダウンや化繊ワタに比べ、圧倒的に速く乾くうえ、シート状のため濡れてもダマにならず、吊り干ししても片寄りません。そのため、ご自宅で容易にメンテナンスすることができます。

メンテナンスが容易

ファインポリゴン®シリーズ

L3:ミッドレイヤー ドラウトポリゴン3 ポリゴン2UL
+1:インシュレーション/ポリゴンアクセサリ
スリーピングバッグ ポリゴンネスト
テント カミナドーム冬期オプション