
Special Interview
フォトグラファー
鈴木千花 さん
#01
「広く快適な旅の宿」
翻訳家で、フォトグラファーで、旅人。たくさんの顔をもつ鈴木千花さんは、登山を「旅」のようだといい、山の上ではカミナドームを宿にしているといいます。これまでのテント泊登山の話を聞いているうちに、カミナドームの快適さがみえてきました。
旅と登山が重なったターニングポイント
いまではクライミングやバリエーションルート、雪山登山など幅広く山で遊んでいる鈴木千花さん。それまではバックパックに荷物を詰め込んで海外を旅するバックパッカーでした。そんな旅の延長線上でキリマンジャロに登ったり、ヒマヤラをトレッキングしたりしていました。
本格的に登山を始めたのは長旅から帰ってきた2017年。紅葉を求めて晩秋の谷川岳に登ったとき、様々な人と触れ合い、壮大な景色に高揚した非日常的な濃い冒険に「旅」が重なり、山のとりこになったといいます。
なんとその一か月後には、旅仲間に誘われて南アルプスの鳳凰三山をテント泊登山。当時を振り返るとありえない服装と装備だった...
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