ドライ、だから温かい ドライを叶えるメカニズムを解説 5レイヤリング

投稿者: 岩出 赳  ■写真:岩出・羽月

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スタッフの遊び記録
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12月のはじめ、足慣らしに初冬の中央アルプスへ。今回の目的はミックスクライミング。見上げる宝剣岳東壁は絶好の冬壁コンディションだ。はやる気を抑え、息をつきゆっくりと千畳敷カールを登る。いよいよ冬が始まった。
アクティビティ日:2019年12月7日~8日
12/7-天狗尾根側壁-天狗尾根 12/8-宝剣岳中央稜

初日は天狗尾根でクライミングをすることに、まずは千畳乗越を目指してカールを詰める。息を整え、一歩ずつ。久しぶりの雪の感触に頬が緩む。

千畳乗越から天狗岩をみやり、沢状地形を下降。今回はルート図はない、天狗尾根の側壁を眺め、あれこれ言いながら壁に登攀するルートを描いていく、この時間がまた最高に楽しい。

リードを決めるじゃんけん、勝ったパートナーのリードで1p目スタート。

1p目はベルグラと雪に覆われた岩壁をテクニカルに斜上。ベルグラのパートが厳しく、蹴り込めないほどのベルグラにそっとアイゼンの爪を立て、微妙なフッキングをこなす。パートナーが二度ほど片手のアックスで宙吊りになりながらも突破。フォローながら厳しい。

2p目は垂壁から体を抑え込まれるチムニー状。傾斜のあるチムニー状から這い上がる箇所のフッキングが難しい、体を起こそうとした瞬間、アックスが外れ、フォール。4~5m程落ちるも、直前のプロテクションでしっかり止まった。気を取り直して、下から登り直し、今度は綺麗に突破。

3p目は稜上を50mロープ一杯に伸ばす。

4p目は雪壁。快適にロープを伸ばし、最後はコンテで這い上がる。

無事に完登。天狗岩の頭では夕日に迎られた。

焼ける御嶽山を横目に帰路につく。

二日目は宝剣岳中央稜を登ることに、日の出とともに中央稜へ向かう。

下部のルンゼ状は各々フリーで登る。

1p目は自分のリードでスタート。雪壁から意外と悪いミックス帯をこなしてルンゼ手前まで、朝一番は氷が締まっており、気持ちのいいフッキングでぐいぐい登る。

2p目はルンゼから岩壁基部まで、ルンゼ状は氷が発達しており、アイスクライミング。プロテクションがとりにくいので丁寧に。

3p目は正面の岩壁を左に回り込んで垂壁帯のクライミング、ボルトラダーの打たれた垂壁はワンムーブが難しいが、意地でドライツーリングで登る。稜上まで登り、ピッチを切る。

4p目は稜上をオケラクラックの基部まで。

5p目は垂壁からオケラクラックに合流、稜上をコルまで詰める。振り返ると良い高度感だ。

6p目は稜上を山頂までロープを一杯に伸ばす、ハイライト。

山頂でハイタッチ、今回も良いクライミングができました。

帰路、登ってきた宝剣岳中央稜を振り返る。

今回は絶好の冬壁を、好天のもと登ることができた。やはり千畳敷は良い、一泊二日で登りに来れて、3000m級の冬山でテクニカルなミックスクライミングが楽しめる。年一回の贅沢だ。

 

ストップアンドゴーの激しい冬期のクライミングでは、保温着にドラウト®ポリゴン3を着用する。ムレにくいから行動中、常に着ていられ、長時間のビレイ中も暖かい。何より、濡れてもロフトを保ち、保温性が低下しにくい点が良い。過酷な山行の頼れる相棒だ。

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