DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

投稿者: 田中 由希子

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スタッフの遊び記録
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せっかくの長期休暇なので、遠方の山を検討。しかし全国的に天気が悪いとの予報が。
朝日連峰か、飯豊連峰か、前日まで迷ったのですが、お天気的にはどうやら朝日連峰がマシ!?
縦走装備を持っていくも、天気に恵まれず周回になってしまいましたが、最終日には雄大な朝日連峰を眺めることができて満足のいく山行でした。

■山行日:2018/8/17~8/18
8/17 朝日鉱泉→鳥原山→小朝日→大朝日岳
8/18 大朝日岳→平岩山→御影森山→上倉山→朝日鉱泉

8月16日に朝日岳登山口につくも、大雨&暴風。
普段は穏かな清流らしい朝日鉱泉横の沢も、酷い濁流になっています。

「今日なんか山に行くもんじゃないよ~」とのご主人の言葉に、そらそうだ。としか思えず、とりあえずビールをたしなむ。

そうか、今日一日がダメになってしまったら、山に入れるのは2日間。縦走はあきらめて周回にしよう。

山小屋の快適な個室&布団でゆっくり休んだ翌日。
出発時は小雨ながら、天気は回復傾向(・・・と思っていました)。
よし、出発だ。
登山口すぐのつり橋が、細いし、大いに揺れる。若干びびります。

鳥原山付近はブナの大木があちらこちらに。
東北の山の豊かさが見て取れます。

気持ち良い樹林帯の中をサクサクと歩いていけば・・

あっという間に鳥原山避難小屋へ。

ちょうど管理人さんは下山した直後のようで、中は無人。

「東北の非難小屋はとてもきれい」という評判をよく聞きますが、ご多聞にもれず、この小屋も大変居心地が良い。
掃除が行き届いた床、整備された水場、そして何よりトイレが美しい。

雨も強くなってきたため、しばらく小屋でゴロ寝を決め込む。
一向に雨は止む気配が無い。

ここで寝てしまったら鳥原山ピストンで終わってしまうやん、と自分につっこみを入れ、
いつの間にやら大雨になってしまった山の中、出発。

小朝日岳を越え、大朝日岳へ続く稜線へ。

本来なら大パノラマのはずなのですが・・。残念ながら展望は望めそうにありません。

ここまで全く誰にも会わず、一人静かな山歩き。
たまにはこういう山も悪くはないなぁ、と黙々と歩いていきます。

が、しかし。

日本一美味しい(朝日鉱泉様、談)と言われる「銀玉水」の水場から、大朝日岳山頂非難小屋までの僅か20分位の稜線で爆風が。しかも異常に気温が下がっている。
夏山で耐風姿勢をとるのも初めてでしたが、よろめきながらも何とか非難小屋着。
※落ち着いてから飲んだ「銀玉水」は本当に美味しかったです。

夜半まで風がビュービューと鳴っていましたが、翌朝はすっかり晴天!

山は時に表情を、瞬時に変えます。

一昨日、昨日と天気に泣いた私にとって、このように晴天に変わるのは大歓迎。
最終日は楽しめそうだ!

どこまでも続く朝日連峰の縦走路。
本当は伊東岳まで縦走したかったのですが、今回はおあずけ。

御影森山へ続く路。東北らしい雄大な山容に心が躍ります。

それにしても、相変わらず人に会わない。
山頂まで最短コースの中ツル尾根を利用する人が多いのでしょう。
行きも帰りも、登山道を独り占めです。

いい気になって歩いていたら、平岩山を越えたところで、でかいクマの糞が。
急に独りがおっかなくなり、熊鈴を鳴らしまくる。

振り返れば、昨日は全く見れなかった大朝日の稜線。

気持ち良い稜線歩きのあとは、気持ち良いブナ林歩き。

5時間ちょいで下山。
一昨日は激流であった沢も、大分落ち着きを取り戻している模様です。

吊橋の上から大朝日岳が。あっという間の下山でしたが、最後にパノラマを楽しめたので満足。
東北まで来た甲斐がありました。

「下りてくるの早すぎ!まだ蕎麦できてないよ!」と朝日鉱泉のご主人に苦笑されながらも
準備して頂いた「ごまだれぶっかけ蕎麦」。

こちら、大変美味です。
温泉も、おそばも大満足な山小屋です。

朝日連峰の思い出を胸に帰路へ。

この後、福島駅から大阪駅までの長距離夜行バス(11時間!!)で酷い風邪をひくとは、この時未だ知らず。。。
今回の旅の、本当の核心は高速バスなのでした。

 

 

天気が悪く、気温も下がると予想される山行の場合、たとえ夏山でもパンツには丈夫さを求めたくなるもの。
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