最強の5レイヤリングとは

投稿者: 中山喜久子/田中 由希子 ■写真:中山・田中

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スタッフの遊び記録
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中山・田中は、同時期入社の居酒屋山行コンビ。
「歩き縦走×お酒」スタイルも、2人して4年以上続けると少々マンネリ化してきた。
ここらでロープワークを取り入れ、我々のアクティビティに幅を出そうじゃないの!と、突如思い立ち、今冬から始めたロープ練。
クリスマスイブにカップルだらけの公園で行った懸垂下降特訓(とてもメイワク)から始まり、三方崩山、堂満ルンゼ、東赤石山でのロープ練をこなし、ハイライトの仙涯嶺へ向かったのであった。

■山行日:2020年3月6日~8日
3/6 伊奈川ダム~越百小屋
3/7 越百小屋~越百山~仙涯嶺~越百小屋
3/8 越百小屋~伊奈川ダム

今回は、この冬の集大成。
仙涯嶺に行きたいがために確保技術を練習し、さらに居酒屋装備は超UL化(泡盛30℃・梅酒25℃のハードリカーに転向)の万全態勢である。

気を引き締めて、存分に楽しもうじゃないか!
金曜日は有給で、木曜の夜に仕事を終えて、二人で神戸を出発だ。

まあしかしその前に、体をサッパリしようと、中山家でゆっくりお風呂に入ったり、お腹が空いたと騒いでは、リンガーハットに立ち寄って皿うどんが旨かったり。
色々と重要業務をこなしていたせいで、気がつけば就寝時間が2時間半しか無い。
この辺の詰めの甘さはいつも通り。

■1日目

なんやかんやで寝不足の目をこすりながら、いざ、憧れの仙涯嶺に向けて出発!

記録的な暖冬の影響で、やはり雪は少ない。
しかし、御嶽山が見え始める標高2000mほどになると、ワカンが必要な積雪量に。

越百小屋付近は膝上ラッセル。
この日の核心は、小屋までの数百mのノートレース。
寝不足の体には少々キツイ。

テントは持参してきたが、目の前には立派な山小屋が。
これはありがたく利用させていただこう。
完全に雪に埋もれた小屋の入り口を掘り起こし、安全快適な山小屋泊開始。
担ぎあげてきた高濃度アルコールでひとまず乾杯。うまい!

■2日目

「少しでも怖かったら、遠慮なく言う。絶対に無理はしない」と約束を固く交わし、今日はついに仙涯嶺へ。

可能であれば南駒ケ岳へ抜けたいが、雪の状態が全くわからない。
とりあえず全ての装備を担ぎ、いざ稜線へ。

結構な急登を登り切り、越百山頂にたどり着く。
越百山からは完全ノートレースの稜線が拡がり、仙涯嶺から南駒ケ岳まで、どんっ!と見える。

いやぁ、この景色が見たかった!テンションが上がる上がる。

仙涯嶺に近づくにつれ、雪庇がきわどくなってきた。
コンテでお互いを繋ぎながら慎重に慎重に。

マジメにやっているのだが、犬の散歩?みたいで少々可笑しい。
「はい、落ちないようにゆっくりね~」

ながーい稜線の末にようやっと仙涯嶺が。

おお、ラスボス感がハンパない!

ここから眺めると、どこをどう行けば正解なのか。
まあ取り合えず近づいてみよう。

まずは取りつきの岩場。
岩やハイマツが出ているので、確保は比較的取りやすい。

天気良好で風もない。
順調、順調。

2つ目の岩場は懸垂下降で降りる。
背面にそびえる南駒ケ岳が美しい。

岩場を越えて、満面の笑顔♪

居酒屋コンビがキャッキャ言いながら、仙涯嶺山頂に到着!
完全ノートレースの雪稜を、ロープを繋いで歩けたことが感慨深い。

天気やら運やら、色々なことに感謝。

さて、ここからは南駒ケ岳に抜けるれるかどうか。

3つ目の岩場が、私たちを見下ろしている。
仙涯嶺と南駒ケ岳をつなぐ鞍部に立つための、ここが最後の難所だろう。

注意深く周囲を眺めると、ゆっくりとルートが見えてくる。
確保点をとりながら東側をトラバース、その先に下降点が見出せるのではないか?
よし行ってみよう。

と、踏み出したはいいものの、雪の状態が悪すぎる。
先行の中山によると、アイゼンで踏んでも踏んでも、雪がかからないという。
よく見れば、上部に小さな割れ目も。

こりゃあかん。ここにて終了!

仙涯嶺を踏めただけでも大満足だ。
南駒ケ岳は、また次の機会に。

下りも慎重に。

改めて、越百までの稜線を眺めてみる。

・・・結構、遠いね。。

が、しかし。絶景じゃないか。
晴天無風の中、自分たちの声とアイゼンが雪に刺さる音しかしない。
贅沢な時間を堪能しながら、越百小屋に向けて下山開始。

左手には田中が大好きな南アルプスの峰々が拡がっている。

良い景色や~♪いいお天気や~♪、と言ってる間もなく、
木曽側から怪しい雲がモクモクと。。

越百山頂付近についた頃には、あたり一面がガスで真っ白に。

えらいこっちゃ。山頂から小屋に向けての急斜面がそこそこ危ない。
最後まで慎重に進み、見慣れた越百小屋へ無事到着。

小屋に着くなり惰眠をむさぼり、起きてすぐに高濃度アルコールへ手が伸びる。

正直に言う。
このひとときのために登っている!

無事に仙涯嶺に登頂した達成感の中、最高の乾杯!
濃度高めの梅酒と、臭みが強い泡盛が、喉に染み入るのであった。

 

2020秋冬シーズンにリニューアルしたエバーブレス®アクロジャケット。
旧モデルと比較して、明らかに「良くなった!!」と感じることができたポイントは、
とにかく呼吸がしやすいこと。
襟元のパターン変更や、ブレスベンチルーターの形状が大きくなったことで、ファスナーを全面引き上げたときに呼気の通路が確保しやすくなっています。
冬山に最適なアウターシェル。是非、お試しください。

 

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