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2/282024

山シャツの常識をくつがえせ! ニット生地を使用したシャツ ~ラミースピン®ニットシャツ開発背景~

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投稿者: fun to track編集部

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バックストーリー

~2024春夏新商品「ラミースピン®ニットシャツ」開発STORY~
ドライに羽織れる機能性山シャツ、「ラミースピン®ニットシャツ」が2024年春に新登場!
独自素材ラミースピン®糸と半永久吸汗を可能にする特殊ポリエステルをハイブリッドしたニット生地を採用。シャツとして一般的な織物ではなくニットを使った理由とは?
その開発背景をお届けします!

 

目次

  1. 本気のアウトドアで使える山シャツが欲しい
  2. シャツの素材として一般的でないニットを採用する理由
  3. 着続けられる快適性を追求したデザイン

本気のアウトドアで使える山シャツが欲しい

私(相川)が、その昔に登山を始めたころは、いわゆる「山シャツ」を愛用していました。腕まくりやフロントボタンの開閉による温度調整が容易で、襟を立てれば首を保護することができるなど、着用のバリエーションが豊富だからです。ただ、行動着としては汗処理能力や動きやすさの点で弱点もあり、そのためか本気のアウトドアで「山シャツ」を使う人は近年減っていたような気がします。


会社に置いてある代表・金山の過去の山行アルバムにも山シャツ姿の登山者が見られる。それだけ山シャツの汎用性が高いということだ、と相川(写真中央)。

しかし、着方をアレンジできるシャツはいろんなシーンにマッチするのも事実。従来の山シャツの弱点を克服できるなら。そんな想いから開発は始まりました。

シャツの素材として一般的でないニットを採用する理由

「ラミースピン®ニットシャツ」は、その名の通りニットでできています。多くの山シャツは布帛(織物)で作られていますが、動きやすさ・通気性・汗処理性能の点では、実は布帛よりもニットに軍配が上がります。だから山シャツの常識を覆してでもニットを使おうと考えたのです。


布帛も含め、多数の生地を検討したと言うマテリアル開発担当の田中。汗処理性能を第一に考えてニットを採用することにしたものの、山シャツとして使えるニット生地を創り上げるまでには相当の時間と苦労を要したそう。

しかしながら、重さ・摩耗強度の弱さ・ハリ感のなさといったニットのデメリットを解決することには苦心しました。「コチドリ」という生地組織のシングルニットと糸づかいに活路を見出したのは開発から3年目のことでした。


アウトドアウエアはもちろん、一般的なアパレルでも珍しいコチドリという編み方。これにより生地重量を抑えながらもシャツらしいハリ感や十分な強度のある生地に編み上げることができる。

対して、ニットのメリットを存分に生かすのは得意分野。ラミースピン®糸と半永久吸水の特殊改質ポリエステル糸をハイブリッドしたニット生地は高い汗処理性能を実現し、発汗の多いアクティビティでも着続けられる速乾性と通気性を備え、布帛のシャツにありがちな蒸れを軽減することができます。豊かな伸び感も、ニットならでは。布帛のシャツでは叶えられない動きやすさを備えます。

着続けられる快適性を追求したデザイン

デザイン面ではニットならではのストレッチ性を活かし、着たまま行動を続けられる快適性を追求。例えば脇下のマチなど追従性をさらに高めるための工夫をしています。

速乾性を活かすために、フロント部は縫い代を最小限に抑えた仕様に。ボタンは軽く、片手でも操作しやすい樹脂製のホックに。それでいてファスナー付きポケットは、小さく見えても奥行きがあり、いろんな物の収納に役立ちます。


シャツとしての仕立ての良さを大事にデザインしたと言う商品開発担当の夏見。ポケットの深さ、ロゴの刺繍糸の色、襟の形にも一つ一つこだわった。

刺繍ロゴなどは仕立て映えも求め、公共交通機関などの移動でも着続けられる、機能性とデザインを兼ね備えたウエアに仕上げました。

カラーは3種類で展開。お手持ちのTシャツやボトムスに合わせて、お好みの色をお選びいただけます!

(finetrackスタッフ 相川・田中・夏見)

独自素材ラミースピン®糸と半永久吸汗を可能にする特殊ポリエステルをハイブリッドしたニット生地を採用した、ドライに羽織れる「機能性山シャツ」です。
汗を多く書く本格的なアウトドアシーンから下山後の街歩きまで、気軽にサッと羽織ってお使いください。

ラミースピン®ニットシャツの商品情報へ

 

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