DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

「山田琢也がfinetrackのウエアで走っている」
2016年春、トレイルランニングのコアファンの中ではちょっとした話題になりました。
ランナーであり、クロスカントリースキーヤーであり、山を舞台に人生を駆け回る山田琢也のマウンテンライフ、今回はその第1回目です!(finetrack編集者)

~なぜ、トレイルランナーではなく、マルチアクティビティプレイヤーなのか~

愛する地元木島平にて

今現在、皆様からはレースなどを通して「トレイルランナー山田琢也」として周知いただいております。しかしながら、私自身の普段の活動はというと、ずっと山を駆けているわけではなく、冬はクロスカントリースキーやテレマーク、山岳スキーやスノーシューも積極的に行っています。春から秋に至ってもトレイルランニングのためにバイクも乗るし、カヤックもします。ずっとそうしていたわけではなくスキーから少し離れていた時期もあったのですが30代後半になってから再開した雪遊びは最高に楽しかったし、改めて見るギアはとてもカッコいい事に気がつきました。
少し振り返ると、2007年まで私はクロスカントリースキー選手としてドイツにいました。スキー選手を引退するまでの十数年間は勝つことに徹底的にこだわって取り組んでいたので、選手引退後はスキーも見たくないって時期も実はあったんです。
そんな中、スキーを再開するキッカケこそがトレイルランニングでした。友人に誘われたのがキッカケで、山を疾走する気持ち良さと自由に魅せられて、そこから今日までどっぷりとハマりました。すると冬も走り回りたくなるのですが、日本有数の豪雪地帯長野県木島平村で暮らす私のフィールドは道路が凍結していて走りづらい。滑らないように走るのは気持ちが悪い。雪が積もり過ぎて走れない事もあって、そうなると今度は自然と気持ちが滑り回ろうって事になりました(笑)
再びスキーをするようになって感じたことは、気候や環境に合わせたギアを使い移動すること、これが無理なく一番楽しいです。遊んでいたらいつの間にか身体が鍛えられていた、こんなにハッピーなことはないと思いました。

~finetrackとの出会い~

Photo : Sho Fujimaki

「遊び手=創り手」。この言葉を聞いた時に、これだ!と思ったのがキッカケでした。
10年くらい前、レースの企画をしたり、ツアーイベントをはじめた頃でした。当時20代後半で、自分たちがやってきて楽しかったことをもっと多くの方と共有したいと思っていた頃にこのメッセージからたくさんの後押しをもらいました。
その後、ある雑誌編集者の紹介で「スキンメッシュ」を着用した時に、「これが”遊び手=創り手”か!」と妙に納得したのが決定的瞬間でした。
ずっと頭の片隅にfinetrackの存在を感じつつキャリアを重ねる中で、2016年にご縁があって「finetrackエグゼクティブパートナー」として仕事や遊びを一緒にさせていただける関係となりました。
山で遊ぶためのウェアをはじめとした様々なギアをアウトドアフィールドで使ってきましたが、ことアウトドアアクティビティにおいて、「性能」に勝る大切な要素はないと思うようになりました。はじめるきっかけとしてビジュアルも必要ではあると思いますが、いざフィールドに立った時に気持ちを上げてくれるのは、使いやすさや安心を感じることが出来る安定した「性能」です。
finetrackは決してトレイルランニング関連の製品は多くはありませんが、フィールドでの実体験をもとに自社で繊維の開発から行っており、大きな可能性に満ち溢れていると感じています。

~Mountain Note Book~

photo : Sho Fujimaki

私は山を走ることをキッカケに、昔からやってきたスキーの魅力を再発見し、それ以外のアクティビィにも貪欲に取り組むようになりました。「勝つ」ことが好きなんじゃなくて「挑戦」することが好きなんだと気付くと、もっと色々なアクティビティに取り組みたいと思うようになりました。
真っ白な自由帳に好きことを描いていくように、ここでは新しいフィールドでの挑戦や出会いもドンドン描きたいと思います。
そして多くの方が私同様、フィールドやアクティビティへ出かけるキッカケになればいいなと思っています。

マルチアクティビティプレイヤー
山田 琢也

1978年長野県木島平村出身。全国各地のトレイルランニングレースでは表彰台の常連者でありながら、今なおクロスカントリー・マウンテンランニング・MTB等で、地元を遊びつくすことを身上とする、マルチアクティビティプレイヤー。finetrackエグゼクティブパートナー。

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