DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

投稿者: 小谷部 明

CATEGORIES
スタッフの遊び記録
ACTIVITIES

昨年末、3度目のK2遠征を正式に立ち上げ今年から本格的に準備を開始。今回の遠征はメンバーの半数近くが東北、新潟であることから、1回目のK2遠征母体である北日本海外登山研究会に再度協力していただき、遠征隊を結成。2回目となる今回の打ち合わせは、顔合わせと親睦を兼ねたアイスクライミングの出来る場所でということで、蔵王ライザワールドスキー場をベースに仙人沢へ行ってきました。

【山行日】2月11日~12日

2月11日(土)
金曜夜に神戸を出発し、大雪の降る日本海側の高速をひた走り、何とか集合時間ギリギリで蔵王ライザワールドスキー場駐車場に到着。新潟組2名が少し遅れていたが、仙人沢の場所は知っているので先に行くことにする。

計画書を提出しリフト2本を乗り継ぎ、スキー場トップから樹氷原を横切り仙人沢への下降点へ向かう。下降点には目印の赤布が付いていたが、リフト終点からここにたどり着くまでの樹氷原には標識は見当たらず、知らないとわかりにくい。

今回は通いなれたメンバーがいる為、さまようことなく順当に下降点に到着。仙人沢へ下降は雪崩に気を付け急斜面をワカンで一気に下る。沢床近くまで来たら、雪崩に注意しつつ沢沿いに少し上流へ登ると、仙人沢アイスガーデンに到着。

すぐに準備を始め、まずは一番簡単な糸滝に取りつくが、仙人沢の氷は硬くて割れやすく、関西の柔らかくてアックスやアイゼンがサクサク決まる大峰の氷と比べて少し登りにくい。

特にアイゼンは決まりにくく、いつもより力を入れて蹴り込まないと立ち込めなかった。糸滝を登りトップロープをセットしている間に他のメンバーはアイスボルダーを登りこちらもトップロープをセット。

 

2パーティに分かれた形で交代しながら登っていると、遅れていた新潟組も合流。糸滝組、アイスボルダー組がルートを入れ替わり登り始める頃、通いなれたメンバー2名がミニ氷柱へトップロープを掛けに行く。そして、2ルートを登り終えたメンバー全員がミニ氷柱に集合。

帰りの時間を考えると、全員が交代で登る時間も無いので、希望者4名のみ登ることにして、他のメンバーはトップロープの回収へ向かう。

個人的には大氷柱も登りたかったが、登る前に懸垂で上からツララを落としてからでないと危なくて登れないとのこと。

今回はスタートが遅く懸垂でツララを落とす時間的余裕もなかったのであきらめることにした。帰りは同ルートを登り返し、ゲレンデ脇をワカンで下り駐車場へ戻る。

 

2月12日(日)
翌日は朝から蔵王ライザワールドスキー場内の食堂で、コーヒーを飲みながら打ち合わせ。

保険、出国・帰国日程、装備、役割分担などなど、次回の訓練山行まで決め、昼過ぎには解散。かみのやま温泉で汗を流してから長い帰路に着く。

 

アイスクライミングは登っている間は体も熱くなり寒さを感じないが、ビレーする側になると暖まった体もすぐに冷えてしまう。そこでL5の中にドラウト®ポリゴン3アッセントジャケットを1枚着ると、登攀時の動きやすさを確保しつつ体幹部の冷えは抑えることができ、クライミングとビレー共に暑過ぎず寒過ぎずバランスのとれた状態で楽しむことができた。

ドラウト®ポリゴン3アッセントジャケット
商品情報へ

 

ACTIVITIES