最強の5レイヤリングとは

投稿者: 岩井 茉莉子

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スタッフの遊び記録
ACTIVITIES

■コース日程: 2015/09/20-23
■コース概要: 南会津 大幽沢 西ノ沢遡行、丸山岳、東ノ沢下降
「マイナー12名山」とも言われる、南会津の「丸山岳」。登山道がない山のため、沢登りなどでしか登ることができない山。
東ノ沢なら難所もほとんどなく、簡単に遡行できるらしいけれど、今回のパートナーは「ゴル女」こと「ゴルジュ好き女子」。東ノ沢では物足りない!と、ゴルジュの連続する西ノ沢からの遡行を計画したところに、誰もいない山頂の草原と池糖の美しい景色の写真に釣られて、のこのことついていってしまいました。

女子2人の沢旅のはじまり。
スタートは「林道歩き」と思いきや、2011年の大雨による土砂崩れにより林道が崩壊し、草の茂った林道跡や早速沢の渡渉も。

大幽沢の出合を越え、しばらく平和な河原歩き。そろそろ西と東ノ沢の分岐!と思いきや、地図読みを誤りいつの間にか東ノ沢へ入り込んでいました。
急いで戻り西ノ沢へ入ったときのパートナーの一言「やっぱ東ノ沢つまんなかったわー」の一言に戦慄…!さすがゴル女!!

同じ沢でも西ノ沢はゴルジュに雪渓に、大きくはなくても直登が難しい滝、悪い高巻など様相がまったく違う沢。
1日目は夕方までがっつり行動、適当な河原でタープ泊します。

2日目。天気は快晴。今日はなんとか丸山岳の山頂までたどり着きたい。

朝イチで胸まで水に浸かり開き直って出発!

どうしても登れない滝は高巻。小さくても巻き辛いゴルジュ地形に、つい大きく巻きすぎてしまいます。すべる土壁を、草や木にしがみついてのトラバースはかなり怖い。でも、ふと前を見るとよい景色も…!!

高巻きはできるだけしたくないので、登れそうな滝は直登します。この日はひたすら高巻と滝の直登の繰り返し。丸山岳の山頂で泊まりの予定でしたが、夕方までがっつり行動したもののたどり着けず水線ギリギリの河原で、天気が悪くならないことを願いつつ泊まり。

3日目。昼頃には丸山岳の山頂に着くメドが立たなければ、目標である丸山岳の山頂にはたどり着けません…。気合を入れて早く出発。

これまでの教訓を活かし、滝はできるだけ直登。
支点がとれない細かいスラブの滝も、力量のあるパートナーが直登してくれて感謝…!

景色は本当にきれいな沢なのだけれど、最後の最後まで、これでもか、というくらい滝に苦しめられます。昼を過ぎて時間との戦いにもあせりを感じ始めた頃にようやく源流点!!
ついに丸山岳の稜線へ向かう尾根へ!

源流点から草原歩きや軽い藪こぎ30分ほど…ついに!!!
山頂へ到着!!!

女子2人、ブヨに刺されてパンパンになった顔で笑い合いながら喜びあい、撮影大会としばしの休息です。
誰もいない、静かで穏やかな草原と池糖。周囲は完全に会津の山々で囲われ、遠くには飯豊連峰も。また来られるなら、次こそはこの山頂で泊まりたいなあ。

穏やかな山頂との別れを惜しみながら、東ノ沢の下降点へ。
後は穏やかな稜線歩きと、平和な沢歩きを想像していたけれど…。

東ノ沢の下降点まで、強烈な藪漕ぎ…。背丈以上ある笹薮で周囲の様子がわかり辛く、右往左往。2時間後、ようやく東ノ沢へ。明日のことを考えてとにかく少しでも下降しておこうと日暮れギリギリまで動き続け、よい河原で泊まり。今日はよく動いたー!!

最終日。
東ノ沢は、急な箇所はあるものの、ほとんどがロープを使わず沢を下降できるので快適にどんどん進みます。

一箇所だけ高巻きが少し悪いと聞いていた、窪ノ沢の出合い。高巻きせずに流木を伝って突破!もうここからは安全に歩くだけ!

平和な沢歩きが続きます。

黒谷川の出合まできて一息。この沢旅もいよいよラスト。

ゴール!!!今回は本当にパートナーに恵まれ、少し背伸びをした沢旅をさせてもらうことができ、本当に感謝。
このあと、会津の温泉を満喫、郡山から神戸までの新幹線ではずっと飲みたかった冷たいビールでお祝いし、最高の休日を締めくくりました。

東北の秋も近づく季節、残雪の多い年ということもあり水が非常に冷たかったが、アクティブスキン+ラピッドラッシュ+フラッドラッシュの3枚重ねとアウターシェルで快適に行動できた。また、通気性もあるため、高巻やツメ上がりのときもムレによる不快感もほぼ感じなかった。
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この時期の、大幽西ノ沢遡行におすすめのウエアの組み合わせはこちらでも詳しくご紹介しています。
沢登り 寒さの厳しいとき

また、焚火で服を乾かせるとはいえ、夜間が思った以上に寒かった。軽量化のために荷物をできるだけ減らしていたが、就寝用の靴下は持って行って大正解。