ドライレイヤリング ドライを重ねる 5レイヤリング

投稿者: fun to track 編集部

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バックストーリー

アウターシェルやレインウエアというと、ゴワゴワ固い生地で動きにくく、着用するのは必要最低限に留めたいというイメージがありました。
ただでさえ緊張を強いられるナイフリッジやクサリ場を、そんなウエアで通過するのはリスクが高まります。
そんな中、ストレッチするアウターシェルを創るために素材からfinetrackが開発したのが「エバーブレス®メンブレン」。
その開発のスタート地点を振り返ってみました。

雨や雪から体を守るアウターシェル。その生地がどのような構造でできているかご存じでしょうか。
一見すると一枚地のように見えますが、じつは複数の生地を張り合わせてできています。

一般的には、表地・中間層(防水透湿膜)・裏地の3種。
なかでも「濡らさない」という機能を担うのが中間層の防水透湿膜です。
表地と裏地に挟まれ、目にすることのない素材ですが、アウターシェルの機能性を決定付ける素材です。


※画像は3層生地エバーブレス®フォトンの構造を図解したものです。

ファイントラックでは、この防水透湿膜に独自のアイデアを盛り込みました。
それが「エバーブレス®メンブレン(膜)」です。

エバーブレス®メンブレンの何が他と異なるのか?
それは「ストレッチ」すること。
そして「強度」「耐劣化性」などのバランスの良さが挙げられます。

じつはストレッチという特長だけに限ると、従来からある防水透湿膜の「多孔質系ポリウレタン」と「無孔質系ポリウレタン」もストレッチ性と透湿性を備えています。

しかしそれら2つの素材は、加水分解による経年劣化に弱いという弱点があったのです。
湿潤環境の日本では、経年劣化への耐性も大きな課題。
さらに無孔質系ポリウレタンには膜強度にも難点がありました。

そこで「ストレッチ」しながら「強度」と「耐劣化性」も両立させるために開発した防水透湿膜が、エバーブレス®メンブレンなのです。

違いを生んでいるのは、ポリカーボネートの性質を引き継ぐ「ポリカーボネート系ポリウレタン素材」です。

ポリカーボネートと聞いて、ピンとくる方は少ないかもしれません。
でも、カーポートの屋根や自動車のヘッドライトカバーと言えばどうでしょう?

透明な樹脂でありながら、高強度で加水分解や劣化しにくい、まるで強化ガラスのように硬いプラスチック。

およそウエアからかけ離れているように思えますが、この分子構造をメンブレン=膜に応用したらどうなるか?
フィールドで私たちの盾となるアウターシェルの「堅牢性」を叶えながら「ストレッチ」も生めないか?
その一心でメーカーへ交渉し、開発が叶いました。

ポリカーボネート系ポリウレタン素材で耐久性とストレッチ性の両立に目途が立つと、次の課題は、フィールドでの実着用を想定した高い「防水透湿性」を実現することでした。

それを大きく左右するのが防水透湿膜の厚みと孔の大きさや数。
厚過ぎると重たくなり、孔が大きすぎると水が通ってしまう。

幾度となくトライアル&エラーを繰り返してその絶妙なバランスを導き出し、ようやく誕生したのがエバーブレス®メンブレンです。

アウターシェルはハードシェル(硬い殻)とも呼ばれ、堅牢なウエアの代表ですが、ファイントラックのアウターシェルの着心地はハードではありません。

しなやかなストレッチと着心地を備えるエバーブレス®アウターシェル。

開発の起点には「ゴワゴワなシェルはもういらない」という思いが。
そしてそれを実現する背景には、様々な試行錯誤と、従来の概念にとらわれない「閃き」があったのです。

 

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もう着心地を我慢はしない。
エバーブレス®メンブレンを使ったストレッチアウターシェル。
ずっと着続けるウエアだからこそ、普段着と変わらない着心地をファイントラックはめざしています。

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