DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

自転車やパックラフト、トレッキングなどを組み合わせた複合型の旅のシリーズ。

今回は兵庫の加古川から京都の舞鶴へ加古川をさかのぼり、由良川を下るラインを選択してみた。ルート的にトレッキング要素はなく、自転車+パックラフトのいわゆる「バイクラフティング」となる。
このライン上に実は「中央分水嶺の日本最低点」があり、その標高はわずか95m!
ここを通れば日帰りで日本横断のバイクラフティングが無理なくできるのでは?というのがこの計画の発端だ。

アクティビティ日 20221年10月16日

↓ 過去の記録はこちら ↓
折りたたみ自転車+トレッキング+パックラフトで日本横断 東北・最上海道越えルート
海から山、そしてまた海へ 熊野古道をめぐるマルチアクテビティの旅
折りたたみ自転車+登山で日本横断

どんなバイクにいかにパックラフトを搭載するか?はこのスタイルのキモではあるが、
基本事前協議などもなく、「使う自転車も搭載方法も各自工夫してくるように」というアバウトな計画。

で、方法は三者三様となった。

メンバーOさんの計算しつくされた搭載スタイル。

MTBベースのクロスバイクにシートポストキャリアをうまく使ってパックラフトとパドルを納め、
残りの荷物をハンドルバーバッグとフレームバッグに搭載。背負い荷物はゼロ!
オフロード含めて本気で走るならこんなスタイルが良いかもしれない。

私はオフロードがなさそうなのでロードバイクを選択。

大型のサドルバックでパックラフトを搭載。
残りの荷物の若干はハンドルバーバッグに収め、残りは背負う折衷スタイル。
パドルをくくるストラップを忘れて、パドルの積載方法がかなり適当になってしまった。
オンロードなので問題なかったが、オフロードだと揺れを抑える工夫が必要かな。

Fさんはロードベースのクロスバイクで、荷物はいざぎよく全部背負うスタイル。
私は腰に来るので真似ができないが、換装は最も早いし、トレッキングなどへの切り替えは楽そうだ。

朝4時半に、加古川の河口、高砂海浜公園をスタート。

川沿いに高砂、加古川、小野、加西、西脇といった兵庫県中西部の町を走り抜けていく。
快適なオンロードサイクリング。

体力的には楽なラインではあるが、後半のパックラフト区間に向けてできるだけ貯金を作りたいので、先頭交代しながら快調なペースで飛ばす。

丹波市に入り、そろそろ中央分水嶺に近づいているのであるが、まったく「分水嶺」という言葉が似合わないこんな平らな景色。

しばらく迷ってうろうろしつつ朝8時半前には第一目的地の日本最低所の中央分水嶺の碑へ到着することができた。

この手の遊びは予定が立てにくいのもあるが、大概行き当たりばったりでいつも時間ギリギリになるのであるが、今回はかつてない順調っぷりだ。
これなら舞鶴で観光くらいできるんじゃない、と余裕をかましながら、後半へ。

こんなに低くても分水嶺。ここからは川は向きを変え、日本海に向かう。
由良川支流の竹田川、土師川と辿って、福知山市で由良川に合流。

11時にはパックラフトスタート地点に到着することができた。

20㎞(適当に測っていたので気づいていなかったが、実際は25㎞くらいあったようだ)のパックラフトセクションの始まり。

漕ぎだしてすぐのユルい瀬。
こんな瀬が続いてくれるのが、バイクラフティング的には一番楽なのであるが・・・

この先の由良川の静水っぷりが半端なかった。

Google Earthで見て瀬らしい瀬はなさそうだなとは思っていたものの、河口までまだ15㎞もあるのに大きなボラが跳ねているではないか。
静水だと時速4㎞ペースでこぎ続けるのもきついパックラフトだとなかなかの修行になりそうだ。
前半に貯金をしといてよかった~

パドリングトレーニングだと気持ちを切り替え、パドルを交換したりしながら、ひたすら漕ぐ。

この日は午後から天気が崩れる予報ではあったが、残り5㎞程度になってから雨が降り出し、
強い北風が向かい風となって吹き込んで来て海にように波立ってきてしまった。

やむなく左岸にエスケープ。

自転車に再び換装し、由良川河口へ無事ゴール!
今度は、日本最高所の分水嶺越えの複合旅でもやろうかな!?

 

動きやすく、程よい保温性と防風性で今回のようなマルチアクティビティの遊びにはちょうど良いだろうとチョイス。
軽量でかなり小さくなるので、パドリングセクションではウォーターウエアへのチェンジも考えていたが、
結局この1着で通せてしまった。

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