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2/102022

<2月のスタッフお気に入り>ずっと求めていた、BCスキーの理想のパートナー

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finetrackスタッフの、季節のフィールドでのお気に入りアイテムを定期的にご紹介。
今回は、アウトドアのアクティビティ歴・道具の使用歴ともに社内屈指の経験をもつスタッフが、BCスキー用としてずっと探していた機能を備えたビーニーのお話です!

ずっと求めていた、BCスキーの理想のパートナー

記事: finetrackスタッフ カスタマーサービス課 林 学

今年は雪が多く寒気も頻繁に入ってきているので、BCスキー・スノーボーダーにとってはあたり年。私も年末から山へ入る週末が続いています。

私がバックカントリーに入るのは、パウダーを求める厳冬の1月~2月。それでも滑走地点までのアプローチの登りは暑くなるので、よほど吹雪でない限りジャケットのフードはかぶりません。

その際、頭部の保温にはスキーヘルメットの下にも重ねられるビーニーを被りますが、降雪の中の山行では雪が付着して次第に濡れて冷たくなります。そして滑走地点に着きヘルメットをかぶると、濡れたビーニーが頭に押し付けられるのでさらに冷たい。小さなことのようですが、これが結構なストレス。
そのため、ファイントラックへ入社する前から「表生地が撥水」「行動時も暑くならない通気性」「ヘルメットをかぶっても窮屈にならない薄さ」の3点を兼ね備えたビーニーを探し求めていました。

その間、試したビーニーの数10点以上。それでも「これだ!」というものには出会えず、ファイントラックへ入社してからも企画開発担当者へ「こんなビーニーを作ってほしい!」とのリクエストまでしていました。

その甲斐あってか2016年の秋、ついに理想とする機能を備えたビーニー「グライドビーニー」が誕生しました。
それ以来、私のバックカントリーになくてはならないアイテムになっています。

グライドビーニーの詳細はこちら>>

<グライドビーニーが理想的な理由>

1.ジャケットのフードを被らなくても安心の「撥水性」

まず一つ目は「撥水性」がある、ということ。

よくある冬季用のビーニーやヘルメットライナーは、ウールや吸汗速乾性の化繊素材でできた一枚地のものが多いですが、どちらも雪が付着すると次第に濡れて冷たくなります。ジャケットのフードはかぶらず、降雪中の行動も多い私にとっては、ビーニーが「撥水」性を備えた濡れにくいものであることは必須。

その点グライドビーニーの表地(外側)は、「撥水性のみ」を備えた濡れに強い生地を使っています。(この撥水性「のみ」という点が非常に重要なのですが、その点は後述します。)
乾いた雪であれば降雪中でも積極的に使えますし、雪山でよくある藪や木に積もった雪が風で飛んできたり、不意な落雪でかぶってしまうなどのシーンでも安心の濡れにくさです。

2.通気性が高く、「蒸れにくい」
二つ目は、「蒸れにくい」こと。

先に上げた「撥水性」を備えたビーニーは他にもあるのですが、ほとんどがレインウエアなどで使われるメンブレン(防水透湿膜)がラミネートされた「防水性」の生地を使っています。
そんな防水生地のビーニーは、水濡れには強いのですが通気性が悪く、運動量が増えると蒸れて汗だくに。スキーなどの厳冬の雪山でのアクティビティの場合、水(雪)を弾く機能「撥水性」だけあれば十分で、通気性を阻害してまで完全に水を通さない「防水性」までの機能はほとんどの場合必要ありません。
そのため、通気性を犠牲にしない「撥水性のみ」備えた生地のものを探していたのですが、なかなかないのが現状でした。

このグライドビーニーは表地に撥水加工のみ施した、通気性の高い薄手のニット生地を使用。雪濡れへの強さを備えながら、ガンガン登るアプローチでも蒸れにくい。まさに探していた機能そのものでした。

表生地は、通気性の高い撥水加工のみの薄手のニット生地

3.ヘルメットをかぶれる薄さ
三つ目は、ヘルメットをかぶっても窮屈にならない生地の薄さ。

山頂まで登り1本滑って終わりということもありますが、大抵の場合は1日の中で登って滑ってを繰り返します。その際、安全のため滑走時はスキーヘルメットを被りますが、登り返しではヘルメットをかぶったままだと暑くなるので、ほとんどの場合ヘルメットは脱いでビーニーで登り返します。そのためヘルメットをかぶっているとき、ヘルメットを脱いで登る時どちらのシーンでも「ちょうどいい」必要があります。
スキーヘルメットの内側には保温材が入っており、厚手のビーニーの上にはスキーヘルメットはかぶりにくい。一方、薄手のヘルメットライナーではヘルメットは違和感なくかぶれても、吸汗速乾素材のものがほとんどで撥水性がないため、降雪時の登りには使えない…。

だからといって登って滑るたびに、都度ビーニーとヘルメットライナーを使い分けるのは非常に面倒…ということで、撥水性、通気性を備えたうえで、「ヘルメットをかぶっても窮屈でない薄さ」という点も重要なポイントでした。

グライドビーニーは、撥水・通気に加えて、上からヘルメットをかぶっても違和感のない薄さという点のすべてを満たしており、まさに理想的なビーニーです。

「表生地が撥水」「行動時も暑くならない通気性」「ヘルメットをかぶっても窮屈にならない薄さ」という3つの機能を全て兼ね備えたこのビーニー。私にとっては理想の仕様と使い勝手で、いつ紛失・破損をしても安心なようについ最近3点も買い足してしまったほど。

通気性がとにかく高いので、「厳冬期雪山の極寒の風から頭を保温する」という目的には向かないかもしれませんが、私のように短時間でガンガン登って滑る山スキーや、スピード重視の登山など運動量が多い冬のアクティビティをする方には、この良さを感じてもらえると思います。
またバックカントリーだけでなくゲレンデスキーでも、「雪でビーニーが濡れて不快」というな思いをしている人にもメリットを感じてもらえると常々思っていたので、ぜひおすすめしたいです。

あと半月ほどのパウダーシーズン、このビーニーとともに思う存分楽しみたいものです!

グライドビーニー

温かさだけでなく、かき続ける汗に対応できる吸汗蒸散性と、小雪を弾く撥水性を兼ね備えたビーニー。耳付きタイプのデザインは、冷たい空気の中を滑降するスキーやスノーボードにおすすめ。

商品情報はこちら!>>

スタッフ:カスタマーサービス課 林 学

2014年入社。

高校卒業後に東京下町の山岳会に入会、アルバイトをしながら山へ通う。フリークライミングブームの到来とともにクライミングに傾倒し欧州へ、その後アルパインへ軸足を移しアラスカ・ネパール等への海外遠征も多く経験。
20代半ばからは、アウトドア用品の輸入卸販売会社で物流の責任者として働く傍ら、選手としてテレマークスキーのレース出場やスクール講師をしていたことも。

現在は、冬はテレマークスキーでパウダーを滑り、春~秋はリバーカヤックでクリーク(渓谷)を下り、雪も水もない時期はロードバイクとマウンテンバイクで山を走り回る、「しんどい」か「キケン」なアクティビティが好きな、アウトドア業界歴30年のカスタマーサービス課長。