ドライレイヤリング ドライを重ねる 5レイヤリング

12/82021

「着ることが当たり前の基本装備」vol.15 アルペンアウトドアーズフラッグシップ柏店 尾形祐介さん

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本格的に山に登るようになったときは、すでにドライレイヤー®を着ていたという尾形さん。大学の先輩から半ば強制的に買わされたドライレイヤー®は、いまでは欠かせない基本装備だと言います。バックカントリーで役立つ様子などを踏まえて、ドライレイヤー®の良さを話してくれました。

目次

  1. 職場は世界最大級の旗艦店
  2. 365日、登山とバックカントリーを満喫中
  3. ないことが想像できない大切な装備
  4. 一年中役立つグローブも一押しアイテム
  5. まずは着てもらいたいマストウエア

 

職場は世界最大級の旗艦店

 

最寄りのバス停からお店に向かうと、幹線道路沿いに現れたのは、まるでショッピングモールのような巨大な建物。3階建ての外壁にはアウトドアブランドのロゴマークが誇らしく並び、最上階には大きな「Alpen Outdoores FLAGSHIP STORE」のアルファベットが目に止まります。


話を聞いた尾形さんが働くお店の外観。この広さで単店舗というから驚きだ。

ここは体験型アウトドアショップ「Alpen Outdoores FLAGSHIP STORE(アルペンアウトドアーズ フラッグシップストア)柏店」。世界最大級という約2,300坪の売り場に、450ブランド、10万点にも及ぶ商品を揃える規格外の超大型店舗です。ここで店長代理を務めるのが、今回話しを聞いた尾形祐介さんになります。


尾形さんは平成生まれの20代。若くして大型店舗の一翼を担っている

山間を流れる川で水泳を覚え、沢蟹を獲っては油で揚げて食べていたというワイルドな幼少期を過ごした尾形さんは、高校卒業と共にアウトドアを学ぶために長野県の信州大学へ進学。教養学部の野外教育コースを専攻し、授業の一環として、テント泊縦走、シュノーケリング、子どもたちとのキャンプイベントなどを経験します。その後、2016年に株式会社アルペンに入社すると、学生時代から積み重ねてきた登山歴が高じて、2019年4月にオープンしたこの柏店の店長代理に大抜擢されました。

公私ともに培ってきた豊かなアウトドアの経験から、ドライレイヤー®の良さをどのように感じているのか、詳しく話を聞きました。

 

365日、登山とバックカントリーを満喫中

−大学では面白いコースを専攻されていたんですね。登山を始めたのはその授業がきっかけですか?

それもあります。ただ、どちらかというと登山はスキーがオフシーズン期間中のトレーニングという感覚が強かったです。

−スキーというと?

僕はもともと両親の影響で競技スキーをやっていたんです。始めたのは、3歳くらいでしょうか。部活には所属してなかったんですけど、中学生までは埼玉県スキー連盟の大会にも出場していました。大学ではそれもあってスキー部に所属していたんです。

なので、本格的というか、しっかり山に登るようになったのはいまの会社に入ってからですね。最初に配属されたのが京都府の舞鶴店で、兵庫県の六甲山や滋賀県の伊吹山、夏はやっぱり学生時代に身近な存在だった北アルプスに行きたくなるので「テント泊で蝶ヶ岳に登ろう!」みたいな企画を作って、お店のスタッフに参加者を募ったりして、けっこう遊んでいました。


4月の白馬でのバックカントリー。良く滑る雪で天気も最高!

それで、冬になると今度はスキーのために白馬に通うんです。例年ワンシーズンで50日前後は滑っていると思います。立山からシーズンインして、雪が降るたびに白馬とか野沢温泉などに行って条件が良さそうな日はバックカントリーを楽しむ。そんな一年のサイクルをいまも続けています。

 

ないことが想像できない大切な装備

−本当にアウトドアが大好きで精力的に活動しているんですね。

今年もいつ立山に行くか考える時期になりました。そろそろ宿を予約しないといけないです。(※取材日は10月5日)

−(笑)。もうそんな時期なんですね。ちなみに、山に登るときのレイヤリングはどうしていますか?

僕はすごく汗っかきなので、冬でもドライレイヤー®ベーシックのTシャツを着て、その上にロングスリーブのベースレイヤーを重ねています。マイナス10〜15度くらいまでは晴れていればそのままの格好で登っていますね。

−ドライレイヤー®とベースレイヤーだけでは寒そうですが…。

僕が寒さに強いっていうのと、ほかの人よりも背負うバックカントリースキーの装備が重いので、すごく体温が上がるんです。ブーツも滑りに特化した重たいやつを履いて、スキーも長さが190cm、センターの幅が124mmくらいある太っとい板を背負うので、仲間のペースに合わせて行動するとすごく暑い。いつも湯気を出しながら歩いています(笑)。


スノーボードでのバックカントリーデビューをした菅平高原

−想像しただけでも辛そうです。たとえば、そのときドライレイヤー®がなかったらどうなると思いますか?

ちょっと考えたくないですね。バックカントリーではいつも「大汗かいても疲れてもいいから、誰よりも先にあの斜面に入ってノートラックを滑ろう!」って言う気持ちで登っているんです。それはドライレイヤー®で汗冷えを軽減できるからに他なりません。でも、そこにドライレイヤー®がなかったら、たぶん「汗をかかないようにゆっくり歩こう」ってなると思うんです。それはちょっと嫌ですね。

−そういうシーンで汗冷えを軽減する効果を実感しているんですね。ちなみに、ドライレイヤー®を着るようになったきっかけを覚えていますか?

最初は大学の先輩からの紹介でした。その先輩は大学卒業後に山道具の専門店に就職していて、一緒に山に登っていたら「これ、すごくいいよ。なんで着ないの?」みたいな、詳しい説明はほとんどなく、部活のノリみたいに「めっちゃいいから、絶対着ろ」というおすすめを受けまして、それで1枚買ったのがきっかけです。それが多分2016年。社会人になってすぐだったと思います。


時のやりとりを思い返して笑みがこぼれる。「上の人が言うことは絶対」という理不尽な学生時代も、いまとなっては懐かしい思い出

−最初は押し売り的な感じだったんですね(笑)。ドライレイヤー®を初めて着た山行も思い出せますか?

6月に北アルプスの涸沢岳を登ったときだったと思います。そのとき、行動中にまったくレイヤリングを調整してないことに気付いたんです。だいたい登り始めは15分くらいでウエアの中が暑くなるので1枚脱ぐじゃないですか。それから、今度は休憩のときに寒さを感じたらまた着たり、標高が上がったらジャケットを羽織ったりみたいな、細かい調整があると思うんですけど、その必要がなかったんです。ドライレイヤー®とベースレイヤーだけでずっと行動できました。

−そこで初めてドライレイヤ−®の良さを実感したわけですね。

多分、汗で体が冷えなかったから着込む必要がなかったんだと思います。すごく快適でしたね。手放せなくなったのはそれからです。


先輩から「早く歩けよ」と言われる5秒前。9月の北アルプスのテント泊で、常念岳からの下山中に名残惜しく立ち止まって眼下の絶景を焼き付ける

こういう経緯もあって、僕にとってドライレイヤー®はしっかり登山を始めたときから基本装備に含まれているので、とても当たり前なウエアなんです。ただ、たまに忘れちゃうこともあって、そういうときは背中の服が汗でビチャって張り付いちゃうので、すごく後悔しています。ドライレイヤー®がないレイヤリングは、ちょっと想像できないですね。

 

一年中役立つグローブも一押しアイテム

あと、ファイントラックの商品でパワーメッシュインナーグローブも愛用しています。あれ、すごくいいですよね。

−ドライレイヤー®の生地を使ったグローブですね。雪山で愛用しているんですか?

山に登るときはいつも持っていきますね。

雪山に限らず、山ではガスの中を歩いていると雨が降っていないのにグローブがじんわり濡れてしまうシチュエーションがあります。あと、手に汗をかく人ってやっぱり多くて、グローブの内側が濡れた状態になってしまう。パワーメッシュインナーグローブは、それで手が冷たくなるのを全部解決してくれるんです。普段から使っているグローブの下に着けるだけで、見違えるように手が冷たくなりません。


パワーメッシュインナーグローブは、ドライレイヤー®と同じく汗冷えを軽減する機能がある。装着すると指先の寒さが劇的に和らぐ逸品だ

−濡れた指先が風に吹かれると急激に体温を奪われて冷たくなります。手がかじかむと辛いですよね。

山に登っていて手がかじかんでしまう人は、絶対これです。登山経験が豊富な方でも知らない場合が多いので、ちょっと盲点なのかなと。手がかじかんでしまう人にとっては、とても救いになる製品だと思いますね。

 

まずは着てもらいたいマストウエア

−ドライレイヤー®もパワーメッシュインナーグローブも話に具体性があるので、使うメリットをイメージしやすいなと思いました。普段の接客でも身近なエピソードと共に商品を紹介することが多いですか?

来店するお客様は山を始める方や、始めたばかりの方も多いので、最初はドライレイヤー®ベーシックからおすすめします。


店内の広々としたドライレイヤー®売り場。手前から奥までフルラインナップで商品が並ぶ

「山に登ったとき、そんなに速く歩いていないのに汗をかいてめちゃくちゃ疲れたという経験は、誰もが一度はあると思うんです。そういうときにこのドライレイヤー®をベースレイヤーの下に着てもらうと、汗で濡れたウエアが直接肌に触れないので、汗冷えが軽減できて快適だなって実感できると思います」と、こんなふうに紹介することが多いですね。

−やっぱりとても分かりやすいです。ドライレイヤー®を着ると汗冷えがどう変わるのか、スッと頭に入ってきます。

ドライレイヤー®は登山経験が浅いお店のスタッフにもすすめていて、休みを合わせて一緒に山に登るときは必ず買って着てもらうようにしています。で、あとで「汗冷えを感じた?」って聞くと「あれ?そういえば…」みたいな顔をするんですよ。最初は機能が理解できなくても、使うとしっかり効果を実感できる。そういう様子を目の当たりにすると、ドライレイヤー®は本当にいい商品だなと思いますね。

−スタッフの方々にも丁寧に紹介してくれているんですね。

いや、身内には「ほかのウエアはとりあえず何でもいいから、これは着てください」って持たせてますね。「これだけは買っとけ」みたいな。これじゃ僕もあのときの先輩と同じですね(笑)。

 

■教えてくれた人

尾形祐介(おがた ゆうすけ)さん

1993年生まれ、埼玉県出身。学生時代の授業では小学生3〜4年生を約80人集めて、長野県の戸隠キャンプ場をベースに戸隠山に登るイベントなどを開催。「会社のすすめで日本山岳ガイド協会登山ガイドステージⅡの資格を取得したので、いつかお客様と一緒に山に登るツアーも企画したいです」

 

AlpenOutdoors FlagshipStore 柏店
アルペンアウトドアーズフラッグシップストア柏店は、様々な体験を通してアウトドアの楽しさや各商品の魅力を感じていただくことができる“体験型アウトドアショップ”となっております。調理器具やストーブ、テントなどのキャンプ関連用品はもちろん、「コールマン」、「スノーピーク」といった、人気アウトドアブランドのショップインショップを展開しており、県内には他に類を見ない膨大な商品取扱数を誇っています。また、トレッキングやスキースノーボードなどのウインター用品、近年人気の出てきているSUPも取り扱いをしております。
初心者からエキスパートまで、アウトドアのワクワクを体験できる店舗を目指しています。

 

構成/文 吉澤英晃

 


ドライレイヤー®ベーシックの特長


肌に直接着て、その上に吸汗速乾ウエアを重ねることで、肌をドライにキープ。汗冷え・濡れ冷えのリスクを軽減し、登山やアウトドアでの安全・快適性を高めます。

肌をドライにする撥水性


優れた撥水性によって、かいた汗を瞬時に肌から離し、肌をドライにキープ。汗冷えを抑えて、体温を守ります。

 

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パワーメッシュインナーグローブの特長


優れた耐久撥水性を備え、各種グローブとのレイヤリングによって、汗冷えなどを軽減するドライレイヤー®のインナーグローブ。手指にぴったりフィットし、着用ストレスを軽減。
レイヤリングしたグローブが濡れていてもまとわりつきにくく、スムーズな着脱が可能です。

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