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【終了しました】【2023/3/18(土)】事故事例「上ホロカメットク山下降ルンゼ雪崩事故・化物岩雪崩事故」から学ぶ <日本山岳救助機構合同会社(jRO)様 特別協賛企画> 

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人気の雪崩イベント第3弾!!

雪崩事故防止研究会(ASSH)とfinetrackの共催イベント!
日本山岳救助機構合同会社(jRO)様 特別協賛企画!!!

雪崩事故調査の第一人者であり、
ヒマラヤで遭難を体験し、長年にわたり遺体の捜索収容にたずさわり、
南極観測隊員としてリスクマネジメントに従事した阿部氏の講習会となります。
東京で、直接、阿部氏の講習会を受講できる絶好の機会になります。


・開催日時:3/18日(土) 13:00~15:00 (12:30 受付開始)
※参加費:2,000円を受付時にお支払い下さい。
   (JRO会員の方は、JRO会員証を持参の場合、参加費が1,000円となります。ココヘリ会員も、同じく参加費が1,000円となります。
 また、日本山岳会YOUTH CLUB所属の方は、学生証の提示で、参加費が1,000円となります。)

・定員:20名 ※ご予約はお早めに!
・ご予約:詳細情報にある「イベントに参加する!」よりご予約ください
・講師:阿部幹雄 (写真家・ビデオジャーナリスト、雪崩事故防止研究会)
・開催場所:finetrack TOKYO BASE 2階特設会場


雪崩事故防止研究会(ASSH)とfinetrackの共催イベントになります。

Finetrack Brand Storeから雪崩について学ぶ機会を提供いたします。

  <日本山岳救助機構合同会社(jRO)様 特別協賛企画> 

イベントに参加する
※予約サービス「coubic」のフォームが開きます

finetrack TOKYO BASE ページへ

講習内容概要

  • 上ホロカメットク山下降ルンゼ雪崩事故と化物岩雪崩事故事故の概要
  • 同じ弱層(しもざらめ雪)が、同一山域で10日間のうちに起きた2件の雪崩の原因になった
  • 下降ルンゼ雪崩事故の雪崩に流され埋没したスキーヤーの証言と捜索救助を行った同行者の証言の映像
  • 化物岩雪崩事故の雪氷災害調査チームの現地調査の映像
  • 同上、二日目の捜索。4人目の遭難者の掘り出しの映像
  • コンパニオンレスキューを行った登山者の証言映像

事例分析
2007年11月に雪氷災害調査チームが撮影した映像、
新たに関係者をインタビューした映像で二つの雪崩事故を描く。

《事例-1》

2007年11月13日 北大山スキー部OBの2名パーティーのひとりが上ホロカメットク山下降ルンゼを滑降し、雪崩を誘発、完全埋没。同行者が発見・救出。道警航空隊ヘリで搬送。雪氷災害調査チームの初めての調査事例。弱層はしもざらめ雪。しもざらめ雪は長期間残るため雪崩の危険が持続する。「警告」を雪氷災害調査チームHPで公表した。

コンパニオンレスキュー成功事例

《事例-2》

「警告」を発表したが、下降ルンゼ雪崩事故の10日後に4名が化物岩雪崩事故が発生した。

2007年11月23日 登山中の日本山岳会北海道支部の11名パーティーが、上ホロカメットク山化物岩上部で発生した雪崩に埋没。4名が死亡。11名のうち7名が雪崩トランシーバーを携行していなかった。この雪崩は、北大ワンダーフォーゲル部OBの2名パーティーが、下降中に誘発。11名はその巻き添えになった。現場周辺にいた3パーティー23名が、捜索・救助に従事した。埋没した11名のうち3名が自力脱出、4名が救助された。亡くなった3名は当日に、1名は翌日、発見収容された。

雪崩トランシーバーなど雪崩対策装備を携行し、豊富な捜索救助訓練を経験している登山者たちのコンパニオンレスキューによって捜索救助が行われた。

 

《上映する映像》

映像-1)下降ルンゼ雪崩事故の雪崩に流され埋没したスキーヤーの証言、捜索救助をおこなった同行者の証言

映像-2)日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チームの現地調査の映像

映像-3)二日の捜索、4人目の遺体発見の映像

映像-4)コンパニオンレスキューを行った登山者の証言

上ホロカメットク山下降ルンゼ雪崩と化物岩雪崩の位置

下降ルンゼ雪崩

下降ルンゼ雪崩の破断面

化物岩雪崩の二日目の捜索

3㍍の深さに埋没した登山者の掘り出し

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今回、取り上げる2つの雪崩事例は
「山と溪谷誌12月号」の「短期連載 実録雪崩遭難 第1回」で掲載されています。

第2回 1月号(12月15日発売) 白馬乗鞍岳裏天狗雪崩事故
第3回 2月号 (1月15日発売) 上川岳雪崩事故

この連載に連動して「山と溪谷チャンネル」でそれぞれの雪崩事例に関する動画が公開されます。
第1作「白馬乗鞍岳裏天狗雪崩事故〜救助〜」は、12月中旬に公開予定です。   https://www.youtube.com/c/yamakeichannel

 

講師:阿部幹雄 (あべみきお)氏

プロフィール

1953年愛媛県生まれ。写真家、ビデオジャーナリスト、札幌市在住。
雪崩事故防止研究会代表。
(公社)日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム前代表。
北海道大学山とスキーの会。
8人の岳友が滑落死したヒマラヤの遭難で生き残り、長く遺体の捜索・収容活動を行ってきた。
第49、50、51次南極観測隊(夏隊)セール・ロンダーネ山地地学調査隊の野外観測支援隊員。南極の山岳地帯で毎年3ヶ月間のテント生活を行い、研究者をサポート、安全管理を行った。
任務は、ひとりもケガをさせず、ひとりも失わないで帰国することだった。

著書に11月中旬に発売の「増補改訂版雪崩教本」、
「実録 雪崩遭難」(2023年2月刊行予定)、「那須雪崩事故の真相〜銀嶺の破断」、「生と死のミニャ・コンガ」(以上山と渓谷社)、「剝き出しの地球〜南極大陸」(新潮社)ほか多数

 

雪崩事故防止研究会(ASSH)の活動拠点は北海道です。
本州へ活動を拡げる理由は、高校生ら8名が亡くなった那須雪崩事故(2017年3月27日)が
発生したことです。この事故調査に雪崩事故防止研究会(ASSH)が携わり、雪崩教育を受け、
雪崩を回避する知識があれば、那須雪崩事故は防げたはずです。
雪崩の捜索救助法と医学知識があれば、もっと助かる命があったはずです。
私たちは改めて、雪崩事故防止に教育が不可欠だとの思いを新たにしました。

全3回の講習会となります。
全てにご参加いただければ、雪崩発生のメカニズムやリスクマネジメント、
事故事例など、雪崩について幅広く学ぶことができます。
また、雪崩遭遇時、事後の対応について医学的見地から対応方法を実践的に学ぶことができます。

お好きなテーマの講習会のみの参加も可能です。

日常では接することの難しい下記の各分野について

1/22(日)   雪崩のリスクマネジメント(予測と行動、装備)、事例分析
2/18(土)   雪崩からの蘇生活動や医療
3/18 (土)  雪崩発生のメカニズムや事例分析

雪崩の専門家からの講習会になります。
開催時間は全ての回で13時~15時となります。

イベントに参加する
※予約サービス「coubic」のフォームが開きます

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お問い合わせ

TOKYO BASEへお電話ください:03-6452-6084 (営業時間 11:00~20:00 )

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