DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

投稿者: 相川 創  ■撮影:相川&木下

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スタッフの遊び記録
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銚子川岩井谷は台高山脈東面側の屈指の険谷。
登るとどうしても巻き中心の遡行になってしまうため、今回はキャニオニングでトライすることにした。
登りで登れないところが多い分、期待通りの下って楽しい谷。奥の大滝と、三平滝の巨瀑に、スケールの大きな連瀑帯、飛び込みと泳ぎでクリアするゴルジュと飽きさせず、3日間かけてほぼ水線沿いをきれいに下ることができ、なかなか見れないこの大渓谷の核心部深く入り込むことができた。
今年一度は泊りで大きな谷を下りたいね~と計画していたものが延び延びになり11月に。でも、しっかり冷水対策さえできていれば、暑いより快適で、紅葉も素晴らしく、この時期のキャニオニングも悪くない。

<技術メモ>
三平滝と奥の大滝をクリアするために、100mスタティックロープを使用。
サブで60mロープと40mロープも使用した。
キャニオニンググレードはV5A2くらいだろう。
樹木が豊富なため、下降支点は全て木が使用でき、ボルトは使わなかった。ただし、大滝を短いロープで下る場合はピッチを切るためのボルトが必要だろう。

■アクティビティ日:2021年11月20日~11月22日

まずはアプローチをどうするか悩んだが、往古川林道から花抜峠を経由して真砂谷の源頭を回り込むアプローチを選択。車が2台あったので、花抜峠の登山口までは車で入ることができだいぶ楽はできたが、それでも半日のアプローチとなる。

稜線上下降開始地点の近くにに苔フカフカのあまりに気持ちの良いところがあった。遡行してきたなら絶対ここで寝たいレベル。

小木森谷、真砂谷の源流部をぐるっと周り岩井谷源流へ。ようやく水の出てくる場所まで、4時間ほどかかった。

まだ源流に近いが、30mくらいの立派な滝が出てくるのはさすがに岩井谷である。

次々と出てくる滝をどんどん下っていく。

源流部は地形図的にはそれほど険しい印象は受けないが、立派な廊下も出てきた。

ここはキャニオニングならではの飛び込みでクリア。・・・が浅かった。

小さな滝を超えると、その先が明らかに大空間になっている気配。

標高900m付近にかかる奥の大滝だ。まずは落ち口の釜にダイブして落ち口に支点を作る。

奥の大滝を下る。ロープ長さから判断して高さは80mくらいか。写真で見ていた印象以上にぶっ立っていて見事な滝だ。

この日はここで終了。滝の少し下の右岸の林間に快適なビバークサイトを見つけることができた。

翌朝、朝日を浴びる奥の大滝の写真を撮りに少し戻る。

行動開始してまもなく764m地点の十字峡。こからしばらくはこの谷には珍しい河原が続く。

河原歩きに少し飽きてきたころ、再び傾斜が出てきて、飛び込みでクリアできる楽しいセクションが始まる。

どんどん飛ぶ!

谷が屈曲し始めると、大連瀑帯の始まり。全部水線を降りられるのはキャニオニングならでは。

10m〜20mクラスの滝が連続して一気に100mほど高度を落としていく。この谷のハイライトの一つだろう。

時には積極的に滝中に突っ込みながら下ってみたり。

連瀑帯が終わるとしばらくはロープのいらないゴーロが続く。大釜を持った端正な滝が出てきたら、三平滝も近い。

 

さあ、核心の三平滝だ。まずは落ち口に慎重にアプローチ。支点構築が必要かと思ったら、鉄杭が刺さっていたので、利用させてもらった。

最大のハイライト三平滝を下る。途中流れの中に突入し、突き抜けて下る。

三平滝全景。70mくらいだが、高さ以上に迫力のある滝だ。小さく人が見えるだろうか。

三平滝の釜にて

翌日大雨とわかっていたので、このまま下り切ろうかと頑張るが、岩井谷は簡単には終わらせてはくれず、斜瀑20mを下った先で時間切れ。

距離はあと300mくらいだったのだが。二日目のビバークに突入。

幸い快適な泊り場は確保できた。

3日目。
20m滝の偵察中。このあたり複雑な地形だ。

最後の10mを下る。

銚子川本流にゴール。ちょうど雨の降り出したタイミングで脱出することができた。かなりの大雨になったので、脱出が遅れたらハマったかもしれない。

 

遊びのMVPアイテム

ドライレイヤー®ウォーム

11月のキャニオニングは冷水対策が必要なため、各自ウェットスーツを使用。ただし、ウェットスーツの下にドライレイヤー®ウォームを着用するのは、保温性も上がり、着脱もしやすくかなりおススメ。

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