DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

GW序盤。
天候いまいちの北アルプスから、南アルプス方面に転身。バックカントリースキーで訪れるのは初めてのエリアだが、3000m峰トップから直接ドロップして、雄大なカールの滑走が楽しめるという、仙丈ヶ岳を訪れた。

■アクテビティ日:2017年4月29日~5月1日

■4月29日
計画を急遽変更してだいぶ出遅れたので、初日はテン場までアプローチして可能であればテン場周辺でチョイ滑り程度でいいやと考えゆっくり目に出発。この時期、バスが歌宿までは出ているのでそれを利用する。北沢峠までは1.5hほどのアプローチだ。

長衛荘前のキャンプ指定地にテントを張る。地形図だけ見れば、駒津峰や仙水峠付近でチョイ滑りができるのではと思っていたが、植生的にとてもスキーを楽しむような感じではなかった。このあたり、地形さえ許せばどこでも滑れる北アルプスとの違いを感じる。初日はテント宴会と決め込む。

■4月30日
早朝、テント場を出発。とりあえず、仙丈ヶ岳山頂を目指し、雪の状態やつながり等を考えて、藪沢か小千丈沢、大仙丈沢のどれかを滑ることにする。
はじめは樹林帯の中の視界のない急登だ。

1時間45分ほどの登りでようやく森林限界へ。素晴らしい天気で振り返ると甲斐駒ケ岳の雄姿が。

小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳の稜線は細い尾根だが、雪も緩み、トレースもたっぷりで全く問題ない。
小仙丈沢のカールと仙丈ヶ岳の眺めが素晴らしい。

山頂到着!

山頂からは、藪沢、小仙丈沢、大仙丈沢のいずれにも滑り込める。雪がつながっていそうな大仙丈沢を滑ることにした。シールを外して、ピークからドロップ。

大仙丈カール、スケールがでかい。北アルプスでもこれだけ広いカール地形を滑れる場所はあまり記憶がないくらいだ。

とにかく広大な急斜面をどこまでも落ちて行く。

終盤は、デブリも増えて雪面もガタガタだが、何とか普通に滑っていける程度。

ほぼ、林道のすぐ手前標高1900 m付近まで滑って行くことができた。その後、3時間の林道歩きが漏れなくついてくるのだが・・・。

撥水性に優れたフラッドラッシュ®EXPグローブ。適度な保温力があり少々の雨や雪ならば気にせず使えるので、悪天候時には行動しなかったこの山行中はほとんどこれだけで通してしまった。

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