DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

投稿者: 相川 創

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スタッフの遊び記録
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お盆期間は自転車と登山で旅をしていたので、刺激のある登攀系の沢登りをしたくなった。
天気の良い紀伊半島で大滝のひしめく池原ダム周辺の面白そうな大滝のある沢を2本チョイス。
日帰り2発で3本の大滝を登ってきた。
【遡行日】8月26日、27日

■8月26日
土曜日は古川岩屋谷
短く、急峻な谷で池原ダムにダイレクトに注ぐ出合の不動滝40mとその上に銚子滝70mの2本の大滝をかける。
まずは不動滝。国道から丸見えの大滝で、湖に直接注ぐロケーションにもひかれて気になっていた滝だ。

見たところすっきり乾いた岩の登攀のようだったので、フラットソールに履き替える。1ピッチ目はスラブから凹角を登るすっきりとしたラインだ。

2ピッチ目。落ち口目指して右上。傾斜の強い壁の弱点を絶妙に突いていくいいラインだ。途中で、ざっと雨に降られたが、短時間で済んだ。

湖や海からダイレクトに登るクライミングは、なんともいえない爽快感があって好きだな~。

 

3ピッチ目。短いが部分的にかぶっていて悪く、エイドを交えて越えた。

なお、この滝。落ち口に立って初めてわかるが、数ある紀伊半島の滝の中でも、かなり不思議な造形の「奇滝」だと思う。
一枚目の写真、右上から落ちる流れと、一番左下に写っている流れは、実はつながっているのだ。
ピンとこないかな?

不動滝落ち口から、易しい沢を30分も歩くと、銚子滝70mが迎えてくれる。
ぱっと見かなりヌメヌメ系に見えるが・・・。

1ピッチ目。左側はかぶっているので、滝右端に取りついて大きく左上。取りつきからだとあまり高くは見えなかったが、ロープを出してみると、幅もありかなり大きな滝だとわかる。最後水流を渡って、立木まで。

2ピッチ目。一見して悪そうだが、実はホールド豊富でプロテクションも取り放題の、大滝登攀ではなかなかない爽快なピッチ。ただし、S字状に登るので、ダブルロープをうまく使わないとロープの重さ核心になるだろう。

エメラルドグリーンの池原ダムをバックに素晴らしいロケーション。

最終3ピッチ目は、スラブをじわじわ登って落ち口まで。
銚子滝、見た目ヌメヌメ系だが、とりついてみるとそれほどでもなかった。プロテクションも取りやすく、アプローチも楽で大滝入門におススメではないだろうか。

一続きのゴルジュになっていたので、その上の8m滝も登る。水流中にジャストサイズのハンドクラックがあり、激シャワーながら水線直登できておもしろかった。

日帰り2発であるが、焚火が恋しい気分だったのであえての河原で焚火キャンプ。

紀伊半島の中でも、このあたりは本当に山深い。国道脇にもかかわらず、夜間の車の通行は皆無で奥深い沢でキャンプをしているような気分だった。

■8月27日
日曜日は西ノ谷。
しょっぱなの不動滝60mは水量も多く、端正な形をした見事な滝。

1ピッチ目。水流沿いにぬめるフェースを左上。一か所どうにもブランクなところがって、振り子トラバースで抜けて藪に突入。上に支点を取ってから回収に降りたがなかなか苦労した。

2ピッチ目。すっきり乾いたフェースだが、プロテクション乏しく、下部は大きな階段状だが上部はホールドも細かい。沢靴では結構怖いが、フラットソールならば快適だっただろうな。

3ピッチ目。落ち口に向かって左上。

落ち口をまたぎ越してすっきりゴールできて爽快だった。

不動滝の上は、泳ぎ&登攀の面白そうな渓相が続いていた。今回は大滝メインで早めに切り上げたが、そのうち再訪しよう。

 

暑い時期の沢登りはやはりこれ。
今回のような登攀要素の強い沢でも、動きを妨げることがなく、また高密度の生地は、薄手の割に藪にもかなり強い。

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