ドライレイヤリング ドライを重ねる 5レイヤリング

投稿者: 芳本 良輔  ■写真:芳本・佐藤 

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スタッフの遊び記録
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普段はTOKYO BASEに勤務している佐藤が2日間、神戸事務所に出張に来ることになった。滅多にない機会だからぜひ一緒に遊ぼう! と計画したのが今回の遡行だ。タイムリミットは、佐藤が予約していた土曜日夜発の東京へのフライト時間。それを考慮して、六甲周辺のどこか身近な沢で…と話していたのだが、何を隠そう佐藤は根っからの沢男。「やっぱり関西来たなら大峰のゴルジュで泳ぎでしょっ!」と、計画を一転し、大峰南部の葛川本流を目的地とした。金曜日、業務終了のチャイムとともに男二人、仕事道具と沢道具を詰め込んだ車を南紀へと走らせた。
■遡行日:2018年5月26日

朝6時過ぎに入渓点へ。上下ともアクティブスキンとフラッドラッシュを着込み準備万端だ。
まだ数は少ないがブヨとアブに出迎えられ、沢シーズン到来の空気に気分高まった。

入渓ポイントへは駐車スペース裏の踏み跡から急な斜面を降りて入る。懸垂下降を考えたが下り易そうなルンゼを発見しクライムダウンした。

沢に降り立つとすぐに淵が現れた。曇天で水温も低めだが躊躇なく入水する。

そしてすぐにS字峡と呼ばれるポイントへ。

名前の通りS字に曲がった長いゴルジュを泳いで進む。

終点には小滝が構えており強い水流で近付けない。そのため左岸の側壁を越えようと奮闘するが、これもまた上手くいかない。

私が潜って踏み台となり、佐藤が登るという必殺連携技も試したが、上部にホールドとスタンスが乏しく通過できない。気付けば水中で1時間も経っていた。
寒さも頂点に達した頃、ダメもとで佐藤が水流に突撃すると、意外にも簡単に右岸に取り付けた。あれっ? と、私も佐藤のとったルートを追う。そこからはすんなり通過することができた。

苦心の果てに拍子抜けの突破である。やはりシーズン初めはルート選びの勘が鈍っているのか……。

少しの間、淵は無くなり美しい渓を歩く。

その先はまた、淵の連続。

佐藤は翌朝にはTOKYO BASEへ出勤する身だ。今夜のフライトを逃すわけにはいかない。
1時間のロスを取り戻すため、二人で無我夢中に泳ぐ。

無心の泳ぎが功を奏し、かなり快調に進むことができた。11時ころには二の滝へ到着。

神戸空港までの移動を考えると、そろそろ下山した方が良い時間だ。二の滝下で滝見道に乗り、出渓した。
帰り道では「今年も沢に入り浸るぞ!」と互いに誓い合い、電車に乗り込む佐藤を見送った。

 

淵の突破で非常に活躍したのが、ラピッドラッシュパドルグローブ。
指の細かい動作が妨げられないか?とお問合せを受けることもあるが、生地が非常によく伸び、滑り止めも配置されているので不便は感じない。
今回では滝の巻き、写真撮影、小滝の直登などにも対応出来た。備え付けの穴から指先を出せばロープワークなど更に細かい動作も可能となる。
ループ付きでハーネスに吊り下げられる点など収納面も良い。泳ぎ沢へ挑む人には是非とも使って頂きたい一品だ。

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南紀 葛川本流遡行におすすめウエアの組み合わせ方はこちらでもご紹介しています。

沢登り・寒さが厳しい時

泳ぎ区間が多く、体温を奪われ思った以上に体力を消耗するため、行動食は高カロリーのものを中心とした。またザックが浸水して重くなるため、泳ぎが多い沢のザックは、予め底に水抜きの穴をあけてハトメを打っておくことがおすすめ。