ドライ、だから温かい ドライを叶えるメカニズムを解説 5レイヤリング

投稿者: 佐藤 翔一郎  ■写真:樫本、佐藤

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スタッフの遊び記録
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長大な黒部川の中でも手付かずの自然が残った上ノ廊下。
沢登りを始めた時から憧れつつも天気に阻まれて行けていなかったが、今回台風の合間を縫いついに行くことが出来た。

■遡行日:2019/9/13~2019/9/16
9/13:扇沢→黒部ダム→奥黒部ヒュッテ→熊ノ沢出会
9/14:熊ノ沢出会→下ノ黒ビンガ→上ノ黒ビンガ→赤牛沢出会
9/15:赤牛沢出会→薬師沢出会
9/16:薬師沢出会→太郎平小屋→折立

■9月13日

まずは扇沢から黒部ダムへ。
久々の好天予報の週末だった為、混雑を見込み始発のアルペンルートに乗り込んだ。
黒部ダムからは長い林道歩きが始まる。

のんびり歩き12:00発の船渡で対岸へ。
林道は終始ダムに沿っているため快適なトレイルを想像していたが、実際にはハシゴが無数に設置されておりアップダウンが激しい。
黙々と進みながらも、徐々にダムから沢に変わる景色に心が躍る。

奥黒部ヒュッテで登山計画書を提出。
ここで一泊する記録も多いが、明日のことを考えると少しでも歩を進めたい。
登山道から外れ少し歩くと、黒部川本流と合流した。ここからいよいよ沢登りのスタートだ。

いきなり渡渉が続くが水量が多く1人では渡れない。安全第一で積極的にスクラムを組む。
熊ノ沢を越えた平らな場所で幕営した。

■9月14日

2日目は2つのゴルジュが続く本山行の核心だ。
渡渉を繰り返しながら進むと、ゴルジュの入り口に聳え立つ下ノ黒ビンガが見えてくる。

光も差さず、水流の轟音が響き渡る渓相にワクワクが抑えられない。

ゴルジュ内は通常右岸からへつるようだが、左岸も行けそうだったため突入。ここは水流は強いが意外とアッサリ通過できた。

その後の渡渉はパッと見穏やかだが、強烈な水圧とヌメリでいやらしい。慎重に見極めながらジャンプで進む。

当初幕営で考えていた広河原に10時に到着。2人パーティだと確保が少ないため非常にスピーディだ。
快適な幕営が見込めたが天気と体力を考えるとまだまだ進めそうだった為、2つ目のゴルジュもそのまま突破することに。

日差しが上ると渓相の美しさもピークになり、ゴルジュの途中のにある金作谷出会で大休止。
魚影はないが折角だからと竿を出すも、釣れる気配も全くなし。

ゴルジュが終わると平らな空間が現れた為、ここで2日目を終了した。

■9月15日

翌朝は前日に稼いだ距離も踏まえると余裕があった為、少しのんびりと過ごして出発。
水量は少し減ってきたものの、まだまだ白波が立っている箇所も多い。へつりを駆使しながら進む。

オーシャンならぬキャニオンブルー。透明度が非常に高く泳ぐのも楽しくなる。

立石奇岩が現れる頃には渓相も穏やかになる。
しばらく河原を歩くと大東新道に合流し、薬師沢小屋に到着。上ノ廊下の遡行も終了だ。
3日目はここで終了し最後の晩餐を楽しんだ。

■9月16日

最終日は登山道で折立へ。
太郎平の稜線に出ると雲海が広がっており、とても気持ちが良い。

名残惜しいがアルペンルートの最終時刻も迫っている為急ぎ足で下山。
4日間好天に恵まれ、非常に充実した山行となった。

 

泳ぎと渡渉が連続する沢では水濡れにより気がつかなくても徐々に体力は消耗していく。
ドライレイヤーウォームなら撥水性と生地の厚みにより、冷たさや濡れの不快感を大きく軽減してくれる。
また汗抜けもある為、秋のアルプスではベースレイヤーの下に着用したままでも快適に歩ける。

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