ドライ、だから温かい ドライを叶えるメカニズムを解説 5レイヤリング

投稿者: 稲田 和政

CATEGORIES
スタッフの遊び記録
ACTIVITIES

遊び好きにはありがたい話であるが、finetrack社の夏休みは長い。今年も9連休をいただき、前半は徳島県でスーパー林道を自転車で攻めたり、トレランやサーフィンを楽しんだりと満喫してきた。
そして夏休み後半、酷使した?身体の疲れを癒すべく思いついたのは、「温泉巡り」。
どうせ行くなら最近ハマりにはまっているグラベルロードでテント泊を楽しみ、綺麗な景色も満喫し、グラベルも攻めて、、暑いだろうから沢で水遊びもしたら楽しいではないかと、あれこれ妄想が膨らむ。(結果としてグラベルは幻に終わってしまったが。)
一般的に自転車ツーリングでは「輪行」を活用する人も多いだろうが、残念ながらそもそも輪行袋を持ってない、、。そこで、自宅(大阪)から自走で行ける温泉を検討したところ、和歌山の龍神温泉や、奈良の天川温泉や、洞川温泉が思い浮かぶ。
距離的には大阪から龍神温泉:約120キロ、龍神温泉から洞川温泉:約110キロ、洞川温泉から大阪:約100キロ。すべてがほどよいではないか。漕いだ後の温泉は気持ちいいしビールも美味しいに違いない。ということでプランは決定した。

※人が集まる場所でのマスク着用など、コロナウイルス感染症対策と周囲の方への配慮を心に留めながら遊びを実践しています。(fun to track編集部)

私が自転車にハマり始めたのは実はこの1年ほど、特にロード(舗装路)だけでなく、グラベル(砂利道・未舗装路)を走れるタイプの、「グラベルロード」と言われる自転車に乗っている。ロードバイクとまではいかないが舗装路はそこそこ快適なスピードで走れ、MTBほどではないが未舗装路もガンガン走れる。タイヤが太いのでツーリングで重い荷物を積んでもパンクしにくい。非常に重宝している、バイクパッキングと言われる自転車にバッグをつけて走るスタイリッシュなスタイルを目指しながらバッグを買い足しているが、今回のツーリングにはすべてのギアが間に合わず、ファストハイク用のザックを投入。背中が暑くなるであろうとこは承知の上だが、登山もしているし担ぎは問題ないでしょうと、色々と荷物を突っ込み大阪を出発。

大阪から和歌山に抜けるには色々な道があるが、大阪市内はなるべく交通量が少なく、涼しい時間帯に抜けたいので自宅を6時スタート。国道479~309~170号をひたすら南下し「高野街道」に入ると、だんだんとローカルな道に変わってきて雰囲気が出てくる、高野街道は、関西の登山者やトレイルランナーなら、なじみのある、「ダイヤモンドトレイル」の「紀見峠」と交差しており、綺麗な山並みを眺めながらご機嫌なライドである。

和歌山県橋本市で「紀の川」を超えると、綺麗な川沿いの道が「高野山」へ抜けるメインルートとなる。
この辺りから峠越えの楽しい?区間になってくる。荷物を満載した自転車と、ザックの重みがジワジワを効いてくる中、軽装のロードレーサーに何台も先を行かれる。彼らを羨望のまなざしで見ながらひたすらペダルを漕いでいると、癒しの自販機を発見! 私を抜いていったロードレーサーの方も休んでおられ、「裏に湧き水がありますよ。」と教えてくれる。 暑さとの格闘でもあり、冷たいお助け水をたらふくいただき、頭からもかぶらせていただき、随分とアイシングができた。 ベテランの雰囲気漂うロードレーサーの方に、「どこまで行くんですか?」と聞かれ、「龍神温泉です」と答えると、「いまから護摩壇山越えるんですか?」と驚かれたので、ひょっとしてやっちゃったかな、、、、無謀なプランだったか?と初めて不安になってきた、、だがここまできたら行くしかないと再び自転車に跨った。

「護摩壇山」とは、これから抜ける高野龍神スカイラインのピーク付近にあり、和歌山と奈良の県境の山である。ちなみに小辺路(熊野古道)の途中にある山でもある。登り始めて間もなく、正直このプランは後悔した、、、スカイラインというだけあり、車、バイクも走る非常に綺麗な道であるが、自転車にはそこそこハードな登りと暑さで、かなりフラフラになる。腰も痛い、、脚もしびれる、、、。途中で見つけた木陰で休みながら、若干絶望的な気分を堪能?してみたが時すでに遅し、、、、そこそこのとこまで来ている以上引き返すというプランはもうない。高低差を見る為に自転車でも活用している、「YAMAP」を開き、等高線を確認し、ピークを目指しペダルを踏む。

登山やトレランをしているとよくあることだが、苦しい登りを超えると絶景に出会える。それは自転車でも裏切られることはなかった。これぞ夏山と思える綺麗な景色が眼下に現れ、しばし自転車を降りて写真を撮りまくる。
「山と自転車」という写真展があったら出展できないだろうか?と、写真に関してはズブのド素人がありえないことを思いながら、スマホでパシャパシャ撮りまくる。(そもそもスマホだ、、)

ピークさえ超えたら後は下り。自転車の場合下りは本当に楽だし気持ちよく爽快だ。スピードの出しすぎに注意しながら降りていく。登った分のご褒美である。しかも標高が高いので涼しい。登りの苦しさの分にみあう爽快感、これも自転車にはまった理由の1つである。その感覚は、BCスキーによく似ている。ちなみに、BCスキーも大好きである。

ほどなくして、龍神温泉元湯に到着し、なかなかハードな峠越えを含む距離120キロの疲れを癒す。
のんびり1時間以上温泉につかり、外出ると午後7時すぎ。あたりはすっかり夕暮れとなり、周りはカップルやら、家族連ればかり、、。そんな中、おっさんと自転車、「なんだこの人?」という視線が痛い、、、。そして、腹も減ったし、ビールも飲みたいので、そそくさと、急遽電話でお願いしたキャンプ場に向かう。

キャンプ場のテン場はいたって快適である。芝の綺麗な地面でペグは刺さり易い。設営は難なく終了し、ビールの売店を探すが、見つからない、、、、まさかと思い管理人に飲み物売ってますか?と聞くと、残念ながら飲食物の販売はなかった、、、、。ということで、楽しみにしていた冷たいビールはお預けとなってしまった。これはなかなかに、大きな誤算である、、。気を取り直して、フリーズドライのカレーを作り美味しくいただき、明日のコースを確認し、綺麗な星を眺めながら眠りについた。明日はお楽しみのグラベル区間もコースに組み込んでいるのである。

ちなみに、愛用してるテントはもちろんカミナドーム。出発前はより軽量なカミナモノポール、またはツエルトにするか正直随分迷った、、。軽量とコンパクト性を求めるのであればツエルトがダントツ。そこに快適性を加えた1ポールのカミナモノか? 天気予報だと3日間とも晴天予報なので、どれも選択肢に入るのである。悩んだ末に、今回の旅は、酷使した?身体を癒す温泉巡りだったと思いだし、パッキングだ、重量などと、細かいことは気にせず快適に過ごせるカミナドーム2に決定した。そもそも自転車に荷物を積むので、数百グラムの軽量化を気にするのはやめた。ツエルトがダントツコンパクトだが、カミナドームもテントとしてはかなりコンパクトだ。その甲斐会って、テントの中はちからし放題、寝返りは打ち放題と、ストレスフリーに過ごすことができた。ベストな選択であった。

グラベルキャンプツーリング2日目のスタート。龍神温泉の泉質が良いのか、アルコールをとらなかったので回復具合が良いのか、いつも飲んでるサプリ(ZEN)が効いているのか? すこぶる体調が良い。
というかまったく疲れが残っていない。ついでに天気も良い。早々にテントを撤収し早朝6時にはスタート。ここから先は大きな登りはなく、川沿いの綺麗な道を走りながら、ご機嫌な気分で、グラベルの入り口についた。

そんな状態だったので、正直眼に飛び込んできた「通行止め」の看板はなかなかの衝撃であった、、、、、昨晩ビールを飲めなかったり、グラベルは通行止めだったりと、爽快な下りと、最高の温泉で、2勝した後、見事に2敗し、イーブンに持ち込まれてしまった。これでプランしていた“グラベル”キャンプツーリングは幻に、、、、。事前確認は大切なことをあらためて思い知らされた。

予定していたプランは、通行止めであった「猪笹林道」を抜け、十津川街道を経由し奈良に抜けるつもりだった。
やむなく敬遠していた、「日本3大酷道」と呼ばれる425号線で迂回する。ところがこれが当たりで、「酷道」と呼ばれているものの自転車にはすこぶる快適で、グラベルを通行できなかったショックはあっさり癒された。洞川温泉までは車通りの多い国道も通るが、綺麗な景色を見ながらなので飽きることなく走ることができた。天川村から、洞川村までの登りがすこし堪えたが、綺麗な夕日をみれたので良しとした。

洞川村に到着し、また当日急遽お願いしたキャンプ場にチェックイン、優しいおばあさんが管理しているキャンプ場。たまたま空いていたファミリー向けのテント場を自由に使っていいよと言われ、机と椅子まで貸していただき、優雅なキャンプとなった。テント場とテントサイズがミスマッチなのが笑える。

フリーズドライで済まそうと思ったが、売店のメニューにあった夏野菜カレーの写真があまりに美味しそうで注文させていだいた。なんとアユの天ぷらまでついており贅沢なセットだ。そして、昨日飲めなかったよく冷えたビールもたらふくいただき。大満足。

温泉巡りという、緩い遊びではあるが、この日も110キロは走っているので、ほどよい疲れが心地よい。
もちろん温泉も最高で2日目の予定を無事に終了した。

いよいよ最終日。ついに大阪に帰る日がきてしまった、、。
2日間のローカルロードと、温泉、色々な方との出会いに、後ろ髪をひかれながら帰路につく。
途中も綺麗な景色に癒されながらのライディング。しかも登りはなく下り基調。

この日も「ど快晴」で順調だっだが、中盤の奈良県下の国道だけは猛暑でまさにこれぞ「酷道」、
何度も頭から水をかぶりながら、大和川、淀川を超え、なんとか大阪までたどりついた。

安堵の気持ちと寂しい気持ちと複雑な心境ではあったが、最終日も綺麗な夕日をみて旅を終えることができた。なかなか良い旅だったと思う。

最後に、今回はグラベル区間は通れなかったが、グラベルロードでの遊びは、舗装路からあえてはずれ裏道に入る。これは、登山ならバリエーションルートや、沢登り、スキーならバックカントリースキーと似た要素が沢山詰まっている。通行禁止の林道もあるし、通行できてもそもそも林道を通る人のほうが少ない。車両トラブル、体力消耗、転倒での怪我、道迷い、土砂崩れ、落石、危険な生物等、様々なリスクが付きまとう。それらリスクを勘案し、自身の体力も鑑み、十分な安全マージンをとって遊ぶ必要があることをお伝えしておきたい。

◆◆今回の一押しアイテム◆◆

今回のキャンプツーリングでは、「暑さ対策」と、「ゲリラ豪雨対策」をポイントとしてウエアを決定。
トップス(L2)は涼しさNO1のドラウト®ゼファーを選択。パンツは、そこそこの雨でも濡れを気にしなくてよい、ストームゴージュアルパインハーフパンツを選択。
結局、雨は1滴も降らずでしたが、ゼファーは期待通り涼しく、ストームゴージュアルパインハーフパンツは、沢でドボンしてアイシングしても、濡れは少なくすぐに乾き快適にツーリングを楽しむことができた。

ドラウト®ゼファーの商品情報へ
ストームゴージュアルパインパンツの商品情報へ

ちなみにテントはダブルウォールのカミナドーム2。居住時の快適性を最優先した。

カミナドームの商品情報へ