DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

投稿者: 畑本 恵里  ■写真:稲田・畑本

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スタッフの遊び記録
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今年はテント場への予約が必要な場所も多いから、一般登山道を歩くなら山麓にベースキャンプを置いての日帰りハイクも良いなぁ。そうとなれば車に装備を詰め込んで、日によってアクティビティを変えるといった楽しみ方もあるなぁ。
夏山欲が高まってこんな妄想をしていた矢先にfinetrackの先輩スタッフ稲田から嬉しいお誘いが。

――今週末、立山周辺で釣りを計画中のメンバーが社内にいる。同じキャンプ地をベースにしたら山で遊べる上に、下山後は彼らが釣った魚も食べれる。1日目はファストハイク、2日目は自転車…なんてプランはどうだろう?

なんて周到な計画!ぜひ行きましょう!そしてぜひ仲間の釣った魚で乾杯しましょう!
金曜日の夜、他人の釣果を当てにした我々2人は山道具と自転車とお酒を車に目一杯積み込み、釣りチームとの合流のため富山へと向かった。

■アクティビティ日:2020年8月1日(土)

朝、ベースキャンプに到着後、私たちは釣りチームにエールという名のプレッシャーを入念に送ってから折立登山口へ向かった。

登り始めは雲に覆われ、景色は真っ白。
バックパックの中身は水、行動食、レインウエア、保温着、救急セットに簡易ツエルトのみ。長期縦走とは異なり、荷物が軽いから樹林帯の急登もぐいぐい進める。

樹林帯を抜けると時折青空が見え始め、高揚する気分を抑えられなかったのか、先輩スタッフ稲田は颯爽と登山道を駆け上がり、あっという間に見えなくなってしまった。

私も小走りで稲田の後を追い、太郎平小屋へ到着。

当初はここで引き返すことも考えていたが、時計を見るとまだ10時。登り始めてから2時間だ。
下山するにはあまりに名残惜しいので、12時を過ぎたら折り返そうと決めて先へ行くことにした。

太郎平小屋からの木道歩き。高山ならではの緑が見渡せる山容に、視線と変わらない高さを流れていく雲。こんな景色は久しぶりだなぁ。

薬師のテント場が見えてきた。

なんて気持ちのいい景色!

薬師岳山荘に到着したころには、すっかり青空優勢の天気。
ここしばらく見ることのできなかったアルプスの山並みを存分に目に焼き付ける。

3月以来の高山なので、雪を見るのも久しぶり。雪渓を踏みしめて遊んでみる。

景色を堪能している間に、気づけば薬師岳山頂。

稜線の先にある五色ヶ原や立山・劔の景色を想像すると後ろ髪を引かれる思いだが「今日は日帰りハイク。降りたら魚が待っている!」と自分たちに言い聞かせて下山を開始。

そうと決まれば魚とビールに気持ちが向いて、意気揚々と稜線を駆け降りる。

下山も終盤、長い樹林帯の下りに少し疲れが出てきたころに嬉しい出来事が。
「山、あるある」のバッタリ知人に遭遇。少し前を歩いていた2人組が、よく見ると山岳看護師の小林さんではないか!
お互いのこれまでの行程を伝え合って集合写真を撮ると疲れも吹き飛び、再び元気に下ることができた。

登山口で水を浴びた後は車でベースキャンプへ。
キャンプ地ではなんとも立派なイワナがちょうど火にかけられたところ。釣りチーム、ナイス!

魚をたっぷり堪能してビールを飲んだら、幸福感に包まれて眠りについた。

 

軽くて涼しくて速く乾く。そんなドラウト®ゼファーは今回の山行にはちょうど良い。
稜線を駆け上がって汗だくになっても、風に吹かれてすぐに乾くので、1日中爽やかに過ごせた。

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