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7/152021

「ドライレイヤー®は大切な着るお守り」 vol.9 登山ガイド 菅原久美子さん

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登山ガイドの菅原久美子さんは、山を「家族みたいな存在」と言い表します。人生においてかけがえのない存在となった山へ向かうときに手放せないのが、背中に穴が開くまで着続けているドライレイヤー®です。実感しているメリットを聞くと、多大な信頼を寄せている様子が見えてきました。

さまざまな資格・免許を所持する「信州登山案内人」

長野県松本市に、個人ガイドやツアーガイドを請け負うガイド団体「ヤマンザイ マウンテンガイド&ワークス」があります。そこで副代表を務めているのが、今回話を聞いた菅原久美子さんです。
話を聞いたのは「ヤマンザイ マウンテンガイド&ワークス」の事務所。左の本棚には山や自然に関する書籍がぎっしり並ぶ

実は菅原さんは、多くのお客さんを山へ案内する「長野県登録登山ガイド 信州登山案内人」でありつつ、正看護師免許や中学・高等学校第一種英語科教諭免許なども所持する人物。過去には中学校で臨時の英語教師として勤務したこともあるのだとか。一体これまでにどんな人生を過ごされてきたのでしょう。

ドライレイヤー®のエピソードを聞く前に、気になる経歴からまずは話を伺いました。

山は人生を支えてくれた家族のような存在

−「ヤマンザイ マウンテンガイド&ワークス」のプロフィールページを見て驚きました。登山ガイド以外にいくつも資格や免許を持っているんですね。

自分の人生は起伏が激しくて、なんかもう、けっこう何度もいろんなことがあったんです。

−これまでの経歴を簡単に教えて頂くことはできますか?

最初はプログラミングやウェブデザインの仕事をしていました。でも、結局体調を崩してしまい、実家がある新潟県に戻って地元の観光協会で観光PRとかを1年間やったんです。

それからまた東京に戻って再びウェブの仕事に就いたんですけど、今度はリアルな世界で人と触れたいと思い、もともと憧れていた国際協力の仕事をするためにJICA(ジャイカ/独立行政法人 国際協力機構)で働くことにしました。これが20代です。

国際協力NGOから召集がかかり、看護師として参加したスリランカの被災地での医療支援活動

−20代だけでもけっこう密度の濃い内容ですね。

でも、結局やっぱり現場に行きたいと思って青年海外協力隊に参加して、そしたら英語の大切さを痛感して、今度はワーキングホリデーを利用してカナダへ行くことにしたんです。その前に、地元の中学校で臨時の英語教師も経験しました。

そして、帰国後は好きな山や国際協力の現場でも使える資格をと思って、医療の資格を取るために看護学部のある専門学校に入学します。登山ガイドになるのはそれから3年後、専門学校を卒業してからです。

−卒業後は国際協力に関わる仕事に就くのかなと思いました。どこかに登山ガイドになろうと決めたきっかけがあったのでしょうか?

山はもともとすごく好きで、社会人になって職場の山岳会に入ってからずっと登り続けていました。

その間に、私生活で悩んだことや仕事でもいろいろ考えることがあったんですが、人生の大変なときに助けてくれたのが山だったんです。

山は本当に友達みたいで、ときにはお父さんやお母さんといった家族みたいな感じでもあります。なので、気づいたときには山は自分にとって切り離せない存在になっていたんです。

過去には大切なザイルパートナーを山で失ったことも。そんな辛いときにも山が支えてくれたと当時を振り返る

そういう、すごく大事な存在だったので、いろんな人を山に連れていってあげたいなっていう気持ちがあって。それで、自分が連れていく立場になればいいと思ったのが、ガイドの資格を取ろうと考えたきっかけです。

ショップスタッフおすすめのウエアが気づけば必須アイテムに

−ガイド業をする以前から山に登っていたのですね。ドライレイヤー®はいつ頃から着るようになりましたか?

いまから15年くらい前に東京都の目白にある登山用品店「カラファテ」に行ったとき、スタッフの中根穂高さんにおすすめのウエアを聞いたら5着くらい紹介されて、その中の1枚がドライレイヤー®だったんです。

−中根さんはこの連載の1回目に登場して頂きました。初めて紹介されたとき、ドライレイヤー®の汗冷えを軽減する機能についてピンときましたか?

実は中根さんだけでなく、このとき一緒に山に登っていた山の先輩もドライレイヤー®をすすめてくれたんです。

当時は山登りの経験も浅かったので、もうすすめられたらこれが必要なんだ! って思って買いましたね。

これが菅原さんの最初に買ったドライレイヤー®。背中に穴が開いたいまも着続けている

−実際に着て違いを感じましたか?

ドライレイヤー®を着ていないと、Tシャツが汗で濡れているのをダイレクトに感じます。

日帰りで近くの山に登りに行くときは着ないこともあるんですが、やっぱり汗でTシャツが濡れているのが気になって、気持ち悪いなぁって。

少しの時間でも山に登って汗をかくときは、やっぱりドライレイヤー®を着た方がいいと思いますね。

気になる臭いにはドライレイヤー®がおすすめ

−汗に対する効果以外にドライレイヤー®の良さを感じることはありますか?

最近、仕事で山小屋に泊まると、着替えをいっぱい持ってきて必ず毎日違うTシャツに着替えるお客さんが増えました。

それで、ガイドも清潔にしなくちゃいけないと思って一応綺麗なTシャツを用意して着替えるようにはしているんですけど、ドライレイヤー®を着ていると実際ウエアはほとんど臭くなりません。

−臭くならないのは、着ているTシャツ、それともドライレイヤー®

両方ですね。ドライレイヤー®を着ているのでTシャツは皮脂で汚れないですし、ドライレイヤー®自体もほとんど臭わないです。

逆に、ドライレイヤー®からはみ出したTシャツの襟回りとかがちょっと皮脂で汚れると汗臭くなることがあります。たぶんドライレイヤー®を着ていなかったらTシャツが全部臭うのではないでしょうか。

山登りのジャンルや季節に応じて種類の違うドライレイヤー®を使い分けている

−ドライレイヤー®の臭いを軽減する効果が伝わってきます。

内心、みんなドライレイヤー®を着れば臭いが気にならないのになって思っています(笑)。

−ちなみに、今日とかすごく暑いですけど、ドライレイヤー®をレイヤリングに追加して暑いと思ったことはないですか?

長袖だとやっぱりあります。たまに夏でもちょっと寒いかなと思って長袖のドライレイヤー®の上にTシャツを重ねることがあるんですけど、そういうときは大概、半袖を着れば良かったと後悔しますね。

でも、ドライレイヤー®は素材が柔らかくて生地も薄いので、半袖を着ているぶんには暑さは気にならないです。

かえって山だと稜線で一気に寒くなったりするので、そういうときに着ていると汗をかいても体が冷え過ぎず、ドライレイヤー®が上手に体温を調節してくれるような感じがあるので、すごく安心できますね。

沢登りではドライレイヤー®の保温性を実感

−沢登りでもドライレイヤー®を着ていると聞きました。

ドライレイヤー®は沢登りでも保温効果が高いと感じています。一緒に沢を登る人でもすごく寒がることがあって、聞くとその人はやっぱりドライレイヤー®を着ていないんですよね。でも、ドライレイヤー®を着ている私は水で濡れても全然寒くないんです。

大好きな沢登りのワンシーン。テンカラ竿を振って釣りも楽しむ

−もともと寒さに強いとか?

けっこう冷え性なので寒さには強くないと思います。

でも、冷え性なんですがドライレイヤー®を着ていると体が完全に冷え切ることがなく、ある程度体温を蓄えておける感覚があるんです。

一般登山よりも沢登りの方が体が冷えるリスクが高いので、ドライレイヤー®を着た方が安心できます。

−沢と山で、着用するドライレイヤー®は使い分けていますか?

気温にもよりますが、やっぱり沢登りは体温が低くなりやすいので、万が一のことを考えて半袖より長袖を選びます。

−やっぱり沢登りは寒い?

夜、泊まりで焚火をしても服が濡れているので体がすごく冷えることはありますね。そのとき濡れているパンツとかは着替えますけど、ドライレイヤー®は乾いているので常に着ています。

山では源流に分け入って焚火を囲む原始的な生活が一番好き

ドライレイヤー®は着るお守り

−最後に、一般ユーザーではなく登山ガイドの立場からドライレイヤー®の良さをどのように感じているか教えてください。

登山ガイドの仕事は山でお客さんに楽しんでもらうことが目的ですけど、体調管理も大事なんです。

それはお客さんの体調管理だけでなく、まずはガイドとして自分の体調を管理できないといけません。

山は樹林帯や稜線上で風速や気温がまったく違うし、渡渉があったり雪があったり、タイミングによっても環境が変わります。また、ガイド中は休憩を多くとって休み休み歩くこともあり、体が冷えることもあるんです。


冬になるとスノーシューでゲストを山に案内。一年中、山と関わる生活を送っている

そこで、ドライレイヤー®を着ていると汗をかいたり強い風に吹かれたりしても、それが自分の肌のようになって守られている感じがあるんです。

−ガイド業に欠かせない存在のようですね。

ドライレイヤー®は実用的な、着用できるお守りです(笑)。ドライレイヤー®を着ているからこそ、安心してお客さんを山に案内できると思っています。

 

【教えてくれた人】
菅原久美子(すがはら くみこ)さん

新潟県出身。山には高校のときから登りたいと思っていたが、当時学校にあった山岳部に女子がいなくて入部を断念。進学した大学の山岳部も、階段でうさぎ跳びをしている様子を見て世界が違うと感じ、最初は1人で山登りをスタートした。現在はガイド業の傍ら、立山の室堂にある救助所で看護師としても勤務している。

山は愉しいもの、心が豊かになれる場所です。漫才のように、リズミカルなテンポで、自然と笑顔になり喜びを奏でるような、山のご案内を心がけています。また、山や自然と共に生きる知識や技術を共有し、自然の中で自立した生活者になるための取り組みも行なっています。外国語が堪能なガイド、医療資格を持ったガイドも所属し、外国の方や病気や障害がある方、どのような背景の方でも山を愉しめるようなサポーターでありたいと思っています。

 

ドライレイヤー®ベーシックの特長


肌に直接着て、その上に吸汗速乾ウエアを重ねることで、肌をドライにキープ。汗冷え・濡れ冷えのリスクを軽減し、登山やアウトドアでの安全・快適性を高めます。

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