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11/242021

「過酷な仕事にこそドライレイヤー®を」 vol.13 林業従事者 中島彩さん

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林業従事者の中島彩さんは、幼いころに抱いた思いを胸に、現場で汗を流す日々を送っています。とはいえ林業の仕事はとても厳しく、体の状態を万全に保たないと事故リスクが高まります。そんな中島さんにとってドライレイヤー®は必需品。過酷な現場だからこそ、なくてはならない存在です。

目次

  1. 木を伐るだけではなく「森を育てる」林業従事者に
  2. 「山を取り戻す」幼いころの思いを胸に
  3. 体も凍るほどの環境で、汗をかくリスク
  4. 「汗冷えしない」ドライレイヤー®の力
  5. 過酷な現場だからこそ万全の状態で

 

木を伐るだけではなく「森を育てる」林業従事者に

 

大阪の中心部から車でおよそ2時間半、豊かな自然に囲まれた龍神村(和歌山県田辺市)。
中島彩さんはそこでthree tree (スリーツリー) の代表を務め、林業従事者として活動しています。

2021年にこの地へ移り住んだ中島さんは、今も毎日、木を植え、育て、伐り出し(※)、森林を育成する取り組みを続けています。

(※記事中では立木を伐採する際は「伐る」、伐倒後に長さに応じて分ける際は「切る」という表記にしています。)


お話を伺った中島彩さん

幼いころから山に関わる仕事に就きたいと考えていた中島さんですが、大学卒業後はダンサーとして活動していた経験もあります。

中島さんとドライレイヤー®について語る前に、まずはこれまでどのような道を歩んで来たのか尋ねました。

 

「山を取り戻す」幼いころの思いを胸に

−中島さんが林業従事者を目指したのはいつごろなんですか?

きっかけは小学生のころの経験です。私は神戸生まれですが、神戸と言っても北部の出身で、小さいころは近所の山でキツネやタヌキと出くわすくらい自然が豊かな環境でした。

−小さいころから山に親しんでいたんですね。

はい、兄と一緒に山で遊んでばかりいました。ですが、私が成長するにつれて、どんどん山が住宅地へ変わっていったんです。
その変化を目の当たりにして、ものすごく悔しかったのを覚えています。そのとき「大人になったら山を取り戻すんだ」と考えたのが原点ですね。


現在活動されている和歌山の山林

−その後、すぐに山に関わる仕事には就かず、ダンサーの道に進まれたんですよね。その経緯についても教えてください。

幼稚園のころからずっとバレエを続けていたんです。

でも、山に関わることを学びたい思いもずっと持ち続けていて、高校生の時にカナダのジャスパー(※)へ留学しました。
豊かな自然が生活に密着した向こうの暮らしに感銘を受けて、「将来ここに住みたい」と思ったほどでした。

(※カナダ西部アルバータ州の都市。ロッキー山脈付近にジャスパー国立公園を有する。)

−その体験を経て、ダンサーの道を歩むと決めた理由が気になります。

留学を機にずっと続けていた踊りから長期間離れ、踊ることが自分にとってどれほど大事なのか改めて気付いたんです。
それで、まずはダンサーに挑戦しようと決心しました。狭き門のダンサーを志すには若くないと難しいですから。

その後、舞踊コースがある大学に進み、卒業後はひたすら踊っていました。オーディションを受けては舞台に立ち、生活のためにアルバイトもして、今思えばすごい生活でした。

−よほどストイックな生活をしていたんですね。再び山に関わる仕事を志したきっかけは何だったんでしょうか?

ある大規模なオーディションを受けた時に、トップクラスのダンサーとの実力の差を痛感してしまい、これは100年踊り続けても勝てないなと感じたんです。
ものすごく悔しかったですが、一方でやりきって終止符を打てた感覚もありました。それで気持ちを切り替えられたのだと思います。

−そして改めて進んだのが、幼いころからの目標だったんですね。その中でなぜ林業を?

日本の国土は約3分の2が森林で、さらにその約4割が人工林だと言われています。
その人工林が健康な状態、つまり豊かな森になれば日本の山は変わるのではと思ったんです。

そして、主に人工林へ植えられているスギ・ヒノキといえば林業だなと考え、その道へ進むことにしました。

 

体も凍るほどの環境で、汗をかくリスク

−林業はとてもハードな仕事だと聞きます。普段現場でどんな作業をしているんですか?

例えば山から木を伐り出す仕事の場合は、チェーンソーで木を伐って、重機で引き上げて、用途に応じた長さへと切り分けます。それをトラックに積み込んで運ぶ、という流れで作業します。


チェーンソーを手に、急な斜面での伐採作業

−何時ごろから作業を始めるんですか?

今説明した作業だと、朝7時ごろから作業を始めます。お昼休憩をはさんで、夕方4時か5時くらいまで。大体8時間くらいの作業ですね。

−屋外の作業ですから、季節によって始める時間が変わることもあるのでしょうか?

夏場はもっと早くから作業を始めます。朝6時前には始めて昼過ぎには終えないと、炎天下での作業は熱中症になるリスクがありますから。
もっと早い場合は午前5時過ぎから作業を始める業者もいますよ。


様々なチェーンソーを場所や木材サイズによって使い分けるそう

−それは早いですね。そのほかにも、屋外での作業ですから厳しい環境下で作業することもありますよね?

長野県で活動していた時には、標高2,000mくらいの現場で作業をすることもありました。
特に冬場に雨が降ってきた日は過酷でしたね。

ドライレイヤー®と出会う前の話ですが、外側は雨で濡れて、内側は汗で蒸れて、もうレインウエアを着ている意味がないくらいの状態で作業していました。

−冬場にずぶ濡れになる状況を想像するだけでも辛いです。

林業は冬でも汗をかきますから、休憩中や用具の手入れをする時間で一気に体が冷えるんですよ。
ずぶ濡れになって、そのまま凍ってしまうんじゃないかと感じる状況で、体温がどんどん奪われていく感覚にリスクを感じました。

例えば、登山で2,000m級の山に挑むなら、しっかり装備を整えますよね。
それまで作業着にお金をかけずに安いものを選んでいたのですが、毎日の仕事なんだからいいものを着なきゃ、と考えが変わった経験でした。

 

「汗冷えしない」ドライレイヤー®の力

−ドライレイヤー®は現場作業の時に着用しているんですか?

はい、厳しい現場環境だからこそ愛用しています。
今の時期だとドライレイヤー®ベーシックのタンクトップ、その上にベースレイヤーを着ていますね。

−どんなきっかけでドライレイヤー®を愛用するようになったのか教えてください。

先ほどのような冬の雨の現場でリスクを感じて、衣服に気を使うことも体調管理のために大事だと気付きました。
実際にそういう現場の後はよく体調を崩していて、さらに30代後半に入ってから体力の衰えを感じるようになっていましたしね。

そんな時に、ドライレイヤー®を林業仲間から紹介されたんです。
新潟や長野で活動するマルイチの藤原さん(※)に教わりました。藤原さんとはよく林業の講習などでご一緒させていただきます。

(※株式会社マルイチ 安全対策室 室長 藤原祥雄氏)


中島さんが講師を務める林業講習会での一コマ(右下手前が中島さん)

−どのように紹介していただいたのか気になります。

2年くらい前に「良いブランドあるよ」って勧められました。「とにかくインナーが大事なんだ」ってことを、メーカーの営業の方みたいに力説していただいたのを覚えています(笑)

正直なところ、最初に勧められた時は、「インナーだけでそんなに変わるわけない」と思っていました。
でも藤原さんがそこまでおっしゃるなら、と着てみたんです。

初めて着たのは冬場の作業中でした。しかもその日は雨が降っていて、汗も湿気もすごい状態だったんです。
ですが、汗をかいているはずなのに体がサラサラでびっくりしたのを覚えています。
「なんだ、これ!?」って。

普通のTシャツやインナーだと肌に張り付いて、一気に体が冷える感覚がありますが、それがないことにとても驚きました。

−ドライレイヤー®は他のアイテムも使っていますか?

ドライレイヤー®のタイツも普段から愛用しています。あと、グローブとソックスも必需品ですね。

現場での作業中は頑丈で分厚い手袋とブーツを身に着けますから、その中がとても蒸れるんですよ。
私は昔から霜焼けがひどくて、蒸れた手先・足先がだんだん冷たくなり、感覚がなくなっていくのがとても辛かったんです。
グローブとソックスを着け始めてからは大分良くなって、もう本当に嬉しいです。

ドライレイヤー®は縁の下の力持ち、見えないところで支えてくれています。
ただ、見えない部分だから周りにアピールができないのが悔しいなっていつも思っています(笑)


中島さんが使われているドライレイヤー®アイテム

 

過酷な現場だからこそ万全の状態で

−いろんな気候の中で作業する現場だからこそ、より効果を実感できるのかもしれませんね。

林業従事者のように、たとえ冬の雨のような過酷な現場でも仕事をする人こそ、ドライレイヤー®を着るべきだと声を大にして言いたいです。
林業は1人で行う作業に思われがちですが、実はチーム作業なんです。
木を伐る人、伐った木材を引き出す重機のオペレータ、木材を運ぶ人、など、みんなで連携して作業します。

もしチームに体調の悪い人が1人でもいると連携が崩れてしまいますよね。自分をベストコンディションに保つことは、仕事を進める上でとても重要なんです。


中島さんが講師を務める林業講習会での一コマ

ですが、汗で濡れた体のまま作業して、体温が下がったり疲労を感じたりするようになると、どうしても判断能力が鈍ります。
私自身、それが原因でヒヤリハット(※)を経験したことが何度もあって、本当に危険な思いもしたこともあります。

ドライレイヤー®を着ることで、体が汗で冷えるあの不快な感覚がなくなったので、本当に良かったです。

(※ヒヤリハット:重大事故や災害には至らないものの、それらにつながっても不思議ではない一歩手前の事象のこと。)


作業時に着用されているウエアはそれぞれ危険から身体を守るための大切なもの

−過酷な環境だからこそ、万全に動ける状態にしなければならないんですね。

ダンサーの経験もあって、体のコンディションが悪いといかに能力が低下するか、身に染みて理解しています。
私は間違いなく体力や筋力では男性に劣りますし、そこで競ってもしょうがないと割り切っています。

ただ、自分のベストな状態を確実に保つことは、必ずやるべきことです。
そのために、ウエアにこだわるのはとても重要なことだと思います。

【教えてくれた人】

中島彩(なかしま あや)さん

神戸市出身。豊かな自然に囲まれて育ち、山に関わる仕事を志す。大学では舞踊コースに進み卒業後はダンサーの道へ。その後、幼いころから夢だった山の仕事として、林業従事者に転身する。鹿児島での修行時代を経て、広島・長野・兵庫で活動を行う。2021年に和歌山へと移りthree tree(スリーツリー)を立ち上げ、現在に至る。

three tree
育てる山の価値を高める事を念頭に置き、木の成長が盛んとされる夏の時期は伐採を行わず育林作業に携わり、伐採に適した時期とされる秋から春に伐採・搬出作業を行う。『人が森林を育み、森林が人を育む。』をコンセプトに技術講習会など人材育成にも関わる。
拠点は和歌山県田辺市龍神村。

構成/文 和田翔


ドライレイヤー®ベーシックの特長


肌に直接着て、その上に吸汗速乾ウエアを重ねることで、肌をドライにキープ。汗冷え・濡れ冷えのリスクを軽減し、登山やアウトドアでの安全・快適性を高めます。

肌をドライにする撥水性


優れた撥水性によって、かいた汗を瞬時に肌から離し、肌をドライにキープ。汗冷えを抑えて、体温を守ります。

 

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