
長野県飯山で開催のトレイルランの大会「奥信濃100」に同僚と揃って参加。若手、ベテランそれぞれの目標を目指して取り組んだ。
個人的には、大会は競う場所ではなく、安全確保されたテストの場だと思う。
まあリラックスしてぼちぼち行こう。
■アクティビティ日:2025年6月8日
2025年6月8日(土)、長野県飯山。朝からすっきり晴れている。
徐々に気温の上がる中、私と若手の片井、今回サポート参加の山本は前泊のホテルから会場となるロマンスの神様に向かっていた。半分楽しみ、半分憂鬱。
50㎞のトレランはそこそこ長い。私も片井も初参加組だ。
私は比較的ライトなランナーであり、レースとは言え順位や記録は気にしていない。
無理すると股関節炎など故障するリスクもあり、回復に長らく時間がかかることを知っている。目的は「怪我無く、楽しみつつ」で行こうと決めている。

ソックスを右と左で試し履き
いろいろ考え、腕時計はしないことにした。コースマップは標高差も頭に入れた。まあ前半は6割程度の出力を意識して足を使わないように気を付ければ何とかなる。リラックスしていこう。

これから50㎞スタート!
なんやかんやで、スタートの30秒前までバタバタとしてしまったのだが、号砲が響き渡った。あとは走るほかない。
のっけからスキー場の斜面を直登す。調子に乗らず、速足もしくは、しっかり歩く。片井とは3kmほどを並走。けれど、お互いに少しずつ歩幅がずれて、気がつけばそれぞれのペースで、自分なりの坂と向き合うことになっていた。
第1エイドまでの5kmは、ほんの序章だ。エイドを過ぎ、本沢川沿いに続く登りセクションに差し掛かる。

沢沿いが涼しい!
このセクションにはもう一つの目的があり、昨年自分が整備に参加した道がコースになっていたため、冬の間5mにも達する積雪を耐え抜いた道が、春を迎え、どのように変化したのかをランナーの視点で確認しに来たのだ。

自分が登山道整備にかかわった道を通る
修復前は土が抉れた斜面で歩きづらく、また滑って転ぶ危険もあった。それを避けるため、迂回する形で脇道が形成され結果植生が荒らされてしまう。
それを避けるため、石や木を組み、水の流れを考慮した工法で道を整備したのだった。
ドキドキしながら現場に行ってみると、何の問題もなくランナーが走っている。意図通りのルートでスムーズそのもの。自分の手掛けた道が意識されず利用されている様は悪くない。5年後10年後はどうなっているかな。
【過去の登山道整備の記録はこちら参照ください】
リンク:https://www.finetrack.com/funtotrack/post-87726/

何度か橋を渡り、徒渉を繰り返す沢沿いの道を進み、22km地点カヤノ平(1回目)のエイドで一息。いただいた木島平のお焼や、野沢菜はまるで遠い親戚の差し入れのようでもあり、その温もりがエネルギーと力を補充してくれた。
しかし、まだ全体の半分にも満たない。つい忘れそうになるが、焦らず、騒がず、脚を温存して進もう。

カヤの平エイド、人生初イナゴがまさかの美味
その後続く北ドブは湿原となる。容赦ない暑さとアブの大群。ここにきて足を削り倒す登り坂が現れる。これがボスだな。膝に手を置いて歩を進める。亀だ。亀になろう。
全ての行程において登り区間が終了するポイントからブナの林が続く下りが始まる。
心も軽いが、調子には乗らず。
2回目のカヤノ平エイド。制限時間ギリギリのコール。焦りはするが、まあ制限時間超えたところで無事ゴールできればいいのだ。と思うと気は楽だ。饅頭やいなりずしをほおばりながら進む。

日が傾くなか、約7kmも続く長い下りの林道が始まる。脚がどんどん重くなるけれど、遠い夕景と過ごしやすくなってきた気温に集中力を高める。時折立ち止まって、深呼吸、屈伸。まだ先は長い。
今回試したのは、ドライレイヤー®クールタンクトップ+ラミースピン®エアTシャツ、ソックスはラミースピン®ソックスにドライレイヤー®5本指ソックスのレイヤリング。腕はドライレイヤー®ウォームのアームカバー。汗をかいても肌はさらさらで、濡れてもすぐ乾く。ドライレイヤー®ウォームアームカバーは体温調整がしやすい。テーピングも効いている。
不快さを特に意識しないし。足の痛みもない。全体的にうまくいっているようだった。

暗闇の中照らしてくださるライトがありがたかった
ペースの作り方と水分や補給食の量、ウエア、ソックスの組み合わせ。小さな工夫ではあるが、重ねていくと重要なことだったりする。
走りながら考えるのは、とりとめもないことが多いが、後半になってくるとゴールにいるメンバーの存在がありがたい。サポートがあると、これまでできなかった挑戦にも自然と一歩を踏み出せる。
午後21時過ぎ、制限時間ギリギリでゴール。心にも体にも、まだ少し余裕があった。継続して練習すれば100kmも行けそうかな。

無事完走!主催の山田琢也さんと
タレントの井上咲楽さんが100kmで参加しており、走り切った様子をゴールで見て刺激を受ける。カレーとコーラがうまい。
大会全体の印象としては、スタッフやボランティアのみなさんが丁寧な案内や温かい声援やエイドを準備いただいたおかげで、安心して走れた。コースも迷うことなく、走ることにフォーカスできた。
トレイルランは、自然や自分自身の内面と静かに向き合う時間。ただ走ることに集中するのも悪くない。



執筆者:マーケティング課 松井 慶太
入社年:2023年
大学からワンゲルで自然と親しむ。縦走、UL系ロングトレイル、トレイルランニングにハマるも近年は股関節痛気味。自転車旅をもっと楽しみたい。家族との時間も大切に。
※自然の中でアクティビティを行うためには、十分な装備、知識、経験が必要です。事前の準備を徹底したうえで、安全に注意してお楽しみください。