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2/262026

【Made in Japan】酷暑を快適に駆け巡れる唯一無二の製品を目指して。ドラウト®シェード開発秘話

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~2026春夏新商品「ドラウト®シェード」開発STORY~
35℃を超えるような猛暑日が増え、従来の「接触冷感」や「気化熱冷却」だけでは対応しきれない厳しい暑さを感じる場面が増えています。そこで、暑さ対策のためのベースレイヤーとして2026年春に登場したのが「ドラウト®シェード」。ここでは開発の裏側を少しご紹介いたします。

 

目次

  1. 日本の夏に立ち向かうウエアとして
  2. より高みを目指し、3年を費やした試行錯誤の日々
  3. 糸の優れた性能を最大限に引き出す職人技
  4. 頂きはもっと先に。あくなき探究心で挑み続ける
  5. 夏を快適にする、Made in Japanの結晶

日本の夏に立ち向かうウエアとして

夏の厳しさが年々増す昨今、ファイントラックが提案する新しい解決策が「ドラウト®シェード」です。酸化チタンを高濃度に練り込んだ生地による遮熱性と優れた吸汗速乾性で、酷暑のアクティビティを快適にサポートします。

開発にかけた歳月は、なんと約3年。東レの特殊な糸と、福井県のニットメーカー・ミツカワ(株)の卓越した編み技術をはじめ、Made in Japanの技と熱が融合することで、ドラウト®シェードは誕生しました。


福井県越前市に拠点を構えるニットメーカー・ミツカワ(株)は、少数精鋭で世の中にない丸編み素材の商品をつくり出すリーディングカンパニーだ

より高みを目指し、3年を費やした試行錯誤の日々

ドラウト®シェードの開発は、既存のナイロン製ベースレイヤーが抱えていた吸水速乾性の課題に端を発します。酷暑による発汗や突然の豪雨のように、ウエアが濡れてしまう要素が多い夏の環境を想定した場合、この点はなんとしても解決したい課題でした。


finetrackで素材開発を担当する田中

当初はナイロン素材の改良を試みましたが、求めるレベルになかなか到達できません。そこで、ポリエステルの採用という大きな転換を決断。素材の一新により、全く新しい製品へのアップデートを目指すことに。その挑戦の鍵となったのが、ある“特殊な糸”の採用でした。

東レが開発したその糸とは、酸化チタンを極限まで高濃度に練り込んだ特殊機能糸。高い遮熱性、紫外線遮蔽性、防透け性、汗ジミ抑制を実現しています。


生地の肌側に水を滴下して数秒後。指さしているのが滴下した場所だが、目を凝らさないと濡れた色が分からないくらいに染みが目立たない

しかし、高濃度の酸化チタンを繊維に練り込むことは簡単ではありません。濃度を高めるほど糸の強度が低下するからです。この課題を、東レは独自のポリマー設計技術と紡糸技術で克服しました。

糸の優れた性能を最大限に引き出す職人技

優れた糸のみで製品は完成しません。特性を最大限に引き出す「編み」の技術が必要です。その役割を担ったのが、ニットメーカーのミツカワ(株)でした。「他社でできることはやらない。そうやって何度も挑戦を繰り返し、進化し続けてきました」と、企画営業課の飯田氏は同社の姿勢を語ります。


ミツカワ(株)企画営業課の飯田氏

特殊機能糸の性能を最大限に発揮するには、卓越した編み技術が欠かせません。この編み技術を用いた「フィールドセンサー®秒乾」は、高度な汗処理性能を持つ吸水速乾素材です。 独自のシングルニット構造によって表面と裏面の粗密差を大きくすることで、毛細管現象を発生させています。肌面から素早く汗を吸収し、その汗を表面に動かして拡散します。 この優れた汗処理性能により、衣服内を爽快に保つことができる素材です。そしてこの編み技術と新しい糸との組み合わせで最適な形に仕上げるには、熟練の技が求められます。何千通りにも及ぶ糸と編み方の組み合わせから最適解を見つけ出す提案力も、同社の強みです。


ミツカワ(株)の工場内に多数並ぶ丸編み機の1つ。求める生地感を実現するために機械を独自に改良することも

ところが、開発での苦労を尋ねると、意外にも「これまで行ってきた多くの開発の経験や知見を基に、先行商品の改善から取り組みはじめたので、スムーズに開発を進めることが出来ました」との答えが、開発リーダーを務めた浅川氏から返ってきました。実際には非常に困難な課題を事もなげに完遂できるのは、高い技術力の何よりの証です。


開発リーダーの浅川氏

またミツカワ(株)の職人たちは、生地の経過や出来栄えを確認する際は、データや数値を想定し、まずは手触りや視覚的な感覚を重視しているといいます。編み機を使いこなす卓越した「手」の技術に、顧客のニーズを汲み取り最適な提案へとつなげる「頭」、そして品質を鋭く見極める「目」。これらの強みが三位一体で合わさり、ものづくりに生かされていることこそ、ミツカワの真骨頂だと言えるでしょう。

頂きはもっと先に。あくなき探究心で挑み続ける

ドラウト®シェードは、妥協なき挑戦を繰り返して完成へと至りました。しかし、これで頂上に到達したわけではありません。「リリースしたらそれで終わりではなくて、まだまだ先を目指していきます」と3社は口を揃え、今後のバージョンアップに向けてのアイデアを考え続けています。

このインタビューの幕間でも、誰ともなく雑談の最中に発した「ドラウト®シェードをこんな風に改良したらおもしろいのでは」という言葉をきっかけに全員が黙り込み、しばらくしてそれぞれの考えを出し合う場面がありました。「こうすればもっと良くなるのでは」と絶え間なく思考を巡らせる姿勢も、優れたものづくりに欠かせない要素なのです。


東レ、ミツカワ(株)、finetrackの3社で協働するからこそ叶う、ユニークなもの創りを目指して

夏を快適にする、Made in Japanの結晶

ドラウト®シェードは、酷暑を乗り切る遮熱性に加え、UVカット率95%以上の紫外線遮蔽性、L2最高レベルの吸汗速乾性、そして汗ジミの目立ちにくさを実現しています。この製品には、日本の夏をアクティブに過ごすための技術と、それを実現した人々の挑戦の軌跡が詰まっています。実際に袖を通せば、驚きの快適さを体感できるでしょう。


(左から)ミツカワ(株) 浅川氏、東レ 西村氏・森氏、finetrack 田中、ミツカワ(株) 飯田氏

酷暑を乗り切るための、耐熱性を備えた清涼ウエア。

酸化チタンを高濃度に練り込んだ生地が、日傘のように太陽光を遮り、体に届く熱を軽減。日本の過酷な夏のアクティビティをサポートします。

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