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2/262026

アウトドアだけではもったいない? 機能と仕立て映えを両立したコットン混シャツ ~にほんのいろコンシールメッシュシャツ開発秘話~

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投稿者: fun to track 編集部

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バックストーリー

~2026春夏新商品「ほんのいろコンシールメッシュシャツ」開発STORY~
日本の四季や風土に根差した奥深い“いろ”の展開と、天然素材の風合いを活かしたハイブリッドな機能着が新登場。その開発の背景をご紹介いたします。

目次

  1. コットンの良さと課題とは?
  2. 快適性を叶える特殊な生地
  3. 生地メーカー、編み工場との二人三脚で完成した自信作

コットンの良さと課題とは?

「登山に綿のウエアはNG」。これは現代のアウトドア業界では当たり前のように言われるセリフです。

その理由は乾きにくいから。
コットンは吸水性が高く、水分を保つという繊維の性質上、ポリエステルなどの化学繊維と比べると乾燥に時間がかかるのです。
濡れたウエアが肌に当たっていると、風に吹かれて体温を奪われるリスクもあるため、登山には適さないと言われています。

しかし普段着のTシャツやシーツ、タオルなどによく使われるコットンは、私たちにとって非常に身近な素材の1つです。

・調湿性が高い
・肌触りが柔らかい
・耐久性が高い
・冬は暖かく夏は涼しい

そんなコットンならではの特徴を活かしつつ、課題となる乾きにくさを克服し、アウトドアウエアとしても快適なウエアを創りたい。
そんな思いで生地開発をスタートしたのが「にほんのいろコンシールメッシュシャツ」だったと、finetrack素材開発担当の田中は言います。

田中に、もっと詳しく聞いてみました。

――そこまでコットンにこだわらずとも、化繊で十分に高機能なシャツが創れたのではないでしょうか?

確かにそうですが、コットンの風合いというのは日ごろから親しみが深いためか、何物にも代えがたい心地よさがあります。適度な弾力性と繊維端が尖っていないことによる柔らかな肌触りが要因だと思います。そして吸湿性があり蒸れにくいという特徴はじつはアウトドアにも通用する良さなんですよね。

――それでも乾きにくいという点は大きな課題ですよね。

それはもちろんその通りですね。

快適性を叶える特殊な生地

その課題を解決するために今回取った方法は「肌面がポリエステル、表面がコットン」という組織にするというものです。もともと速乾性を高くしやすいポリエステルですが、今回の工夫はそれだけではなく、ポリエステルをメッシュ状にすることで点接触にしたところにもあります。

そうすると表面積が増えるので、水分が拡散できる面が増えることになり、結果として早く乾くのです。点接触なので肌面に濡れた生地が張り付きにくく、ベタツキの軽減にもなりますね。


よく見るとメッシュ状になっている裏面。これが速乾性を叶えている

さらに詳しく言うと、表側はポロシャツなどでメジャーな編み構造である「鹿の子構造」。それをさらに「たて編み」という方法で編むことにより、シャツらしいハリコシと強度を備えています。

だから肌面はポリエステルメッシュ、表面はコットンの鹿の子編み、という異なる素材と組織を持つのがこの生地です。仕立て映えのする生地だけど見えない肌側はメッシュになっていてアウトドアでの快適性を実現させています。そんな隠れたこだわりを表すために、商品名に「コンシールメッシュ」という言葉を入れました。

――肌面がポリエステルのメッシュで、表面がコットンの鹿の子編みなんですね。それは2枚の生地を貼り合わせている、ということ?

いいえ、1枚の生地でそういう組織になるように編んでいるのです。

表と裏で異なる素材と組織を1枚の生地で実現させた、非常に特殊なハイブリッド構造ということになります。これはとても難しい技術なのですが、この生地の開発を担当してくれた生地メーカーと編み工場の連携が非常によく、高い知識と技術でスムーズに開発が進みました。


ルーペで拡大すると、表裏で異なる組織がよりよく分かる。左が表面、右が裏面

生地メーカー、編み工場との二人三脚で完成した自信作

――生地の開発って、どんなふうに進んでいくんですか?

いろんな開発の方法がありますが、今回の場合は、こちらが「肌面がポリエステルの点接触、表側をコットンに、たて編みでハリコシを出す」という構想を伝え、あとは生地メーカーさんと編み工場さんに連携してもらい、試作生地の仕上がりを見ながら打ち合わせを繰り返し、糸づかいや編み組織を細かく調整していきました。

そうして出来上がった生地の特長は以下です。

・ニットならではの伸縮性
・コットン素材ならではの消臭性
・メッシュ状の凹凸による肌への張り付きの軽減
・ポリエステルのメッシュが叶える速乾性

さらにこれは副次的な効果ですが、染色加工の際にコットンとポリエステルの染まり方がそれぞれ異なるため、杢調のような風合いが出て、これもまたシャツにした際の仕立て映えにつながりました。

色や縫製仕様のこだわりについては、webページに記載の通りです。

――なるほど。理想がカタチになった生地、ということですね。

生地メーカーさんとは「この生地をもしfinetrackだけでなく、有名セレクトショップさんなどにも販路を拡大したら、もっと大きな売上につながるでしょうね」なんて冗談で言い合ったりしています。それだけ上質で、とても仕立て映えのする生地に仕上がったのです。

だからアウトドアでの快適性はもちろん、日常にもさりげなく馴染む、定番シャツとしてお使いいただけると思います。

お店で見かけたら、ぜひ裏と表で異なる生地の風合いをお手に取って確かめてみてください。そしてもしよければ、異なる表裏の組織が生み出す快適性を、実際にお使いいただいて体感してくださると嬉しいです。


話を聞いた人:素材開発担当 田中

 

日本の四季や風土に根差した奥深い“いろ”の展開と、天然素材の風合いを活かしたハイブリッドな機能着。コットンの心地よさと、アウトドアスペックの吸汗速乾性を兼ね備え、finetrackらしい「実用性」と「遊び心」を両立させました。春から秋の登山、旅行、そして日々の暮らしまで、気軽にご着用いただけます。

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