ドライ、だから温かい ドライを叶えるメカニズムを解説 5レイヤリング

投稿者: 稲田 和政 ■写真:稲田・髙木

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スタッフの遊び記録
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2017年8月、親不知から入山し、朝日岳、雪倉岳、白馬岳、祖母谷温泉、唐松岳を経て白馬に下山した。
8月は、残雪もあり黒部方面には抜けられず、自分の中で宿題となってた下ノ廊下、、。又、来年と考えていたが、小屋も閉まり紅葉観光のピークも過ぎたであろう11月初旬。会社の仲間より、欅平から黒部まで歩かない?とのお誘いが、、。ひとつ返事でOKしたのは言うまでもない。

■山行日:2017年11月4日~11月5日
■山行ルート:宇奈月温泉~欅平~水平歩道~阿曽原温泉~黒部ダム
※今年の下の廊下は例年になく残雪が多く、例年通りのルート取りができない箇所が何か所か見られた。そういう意味では、このルートはバリエーションルートと同じで技術と現場を見る目と状況判断が必要となることがある事を肝に銘じて臨んでほしい。

11月4日、観光シーズンのトロッコ列車の混雑を避ける為、黒部宇奈月駅からの始発に乗り込んだ。

今回のリーダーの高木は、例年恒例のようにこの時期に下ノ廊下を歩いており、トロッコ列車の混雑、阿曽原温泉の混雑、狭い登山道での離合問題も熟知した、下ノ廊下マスター?といっても良いぐらいの人物だ。その高木の予想を覆すほど予想以上にガラガラな車内、、、、。

あいにくの天気も関係するだろうが、こんなに空いていて良いのだろうかと思えるほどの空きっぷり、、。

ザックを抱えることもなく非常に快適ではあるが、窓は湿気で真っ白に曇り外はまったく見えない、、、、、、。

要所要所で窓を開けて、綺麗なブルーと紅葉の織り成す景観を楽しみながら、欅平に到着した。

トレイや、水の確保を行い、いそいそと準備をしスタートするが、相変わらず天気はスッキリしない。しかし水平歩道とは良く言ったものだ、遠目からみると山肌にくっくきりと水平な線が入っている。

水平歩道を舞台にした小説「高熱隧道」は、黒部第三ダムと、その発電所の建設に関する記録文学であるが、昭和初期の技術と、マンパワーで、よくこれだけの道とトンネルが作れたものだと感心する。

夜は小屋締め後の阿曽原温泉で誰もいない温泉を堪能して、朝風呂まで入った。

11月に入り、阿曽原小屋も閉まり紅葉はそれほど期待できないかなと思っていたが、これも予想に反して、非常に鮮やかな景観が広がる。

ところどころ、登山道には水のカーテンがかかり、全身に水を浴びながら前進しなければならない。

水をかぶること自体は、撥水性と防水性の高いジャケットを着ていれば何の問題もないのだが、足場が狭いだけに、スリップには気を使う山行である。慎重に歩を進める。

ぐずついていた昨日の雨は、標高の高いところでは雪になったようで、山頂が真っ白に染った。

紅葉と、雪の共演で、これまであまりお目にかかっことのない景観を堪能できた。

下の廊下の名所の一つ「十字峡」。
右から左に黒部川が流れ、両サイドからの流れ込みがあるため、流れが交差しているように見える。

しかも、天気は回復傾向で温かい日差しが差し込みだし、最高の環境になりつつある。

と思っていたところで、前方に大きな白い物体を発見。
近づけば近づくほどその大きさを実感できる。谷を埋める残雪の塊だとすぐにわかったが、ここまで完璧に道をふさいでいるとは思わず、しばし呆然となる、、、。

よじ登り上部を通過しようと考えてみたものの、3人ともアイゼン、ピッケルはもっておらず、カチコチな雪面はともてとりつけたものではない、、、。さてどうしようかと思案すること数分。

河原に降りて、下から巻くしかななという結論になり、少し戻ると程よい降り場を発見し、なんなくやり過ごすことができた。下からみるとしかし、デカイ、、、。

11月上旬というのに昨冬にできたスノーブリッジが崩落した直後。まだつながっている場所もあった。

難所を通過後は、今回の確信部分である白竜狭。11月に入って上流の黒部ダムの観光放水を止めているため、10月に比べて水量はずいぶん少ない。

十字峡や白竜峡の渓谷美をこれでもかというぐらい堪能して、快晴の中、黒部ダムに到着し今回の旅は終了した。立山が真っ白に染まり、そろそろBCスキーの準備をせねばと思った山行であった。

 

暑くもなく、寒くもなく、蒸れることもなく、濡れることもない、
今回の山行でも、ほぼすべてのシーンで着用しつづけることができた
フローラップフーディー。1枚あればこれほど重宝するアイテムは、
他にないと思われる。

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