ドライ、だから温かい ドライを叶えるメカニズムを解説 5レイヤリング

投稿者: 近藤 亮太  ■写真:近藤

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スタッフの遊び記録
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柏原新道を経るルートや白馬岳からの縦走が人気の鹿島槍ヶ岳だが、藪の出ていない積雪期のアプローチが狙い目というアルパインルートに、鹿島槍ヶ岳東尾根がある。東尾根は古本屋で見つけた20年以上前の本によるとアルパインルートとしては比較的容易とのことで、ネットでの事前情報収集は極力控え地図だけ用意しトライ。
今年は予想通り雪が少なかったもののGW前半の天候もよく、気持ちの良い残雪登山を楽しめた。
■山行日:2018年4月30日~5月2日

■2018年4月30日

アプローチは駐車場から少し歩き地形的にも傾斜が少なくおそらくこれが取り付きだろうと目星をつけていたところに赤テープがかかっていたので、赤テープに導かれ上がっていった。しばらくは藪道を進み1750m尾根が西に向かう地点に出るとやっと雪面が出てきた。

その後は尾根つたいに一の沢の頭へ歩を進めるが4月で雪が急激に減っているせいか、雪が繋がっておらず藪歩きの区間が長い!アイゼンを履いての藪登りに神経を使う。

途中、前日入りしたであろう1パーティが、雪の状態から楽しくなかろうと下山していった。

そのまま二ノ沢ノ頭まで藪と雪が所々に残る尾根を行き二ノ沢ノ頭には13時頃に到着。
二ノ沢ノ頭からはこれから上るルートが一面に見え、明日登るルート検討を行いざっくりと目星を立てた。

テン泊の夜は、とっておきの日本酒の生酒をテルモスに入れてきたはずが、まさかの自宅残置!
やけに軽いはずだった。残念。

■2018年5月1日

4時起床、6時活動開始。
まずは最初のトラバースから、第一岩峰直近までには各自登りその後、後続の為に数か所ロープを出した。

第一岩峰はルンゼ状の個所からとりつき、傾斜が緩く手ごろな灌木も多かったためロープを出さずフリーで登る。雪がなく感覚としては沢登りの高巻きをしているかのよう。
ロープを出すとしたら2ピッチ程度だろうか。

第一岩峰を過ぎ第二岩峰までは雪稜トラバース。上部は雪庇の張り出し。雪面には大きな亀裂が走り迂回しながら進む。

第二岩峰は行ってみると短いながらやや被ったチムニーを超えるのが核心。残置ハーケンが各所に効いており、持って行ったナッツやハーケンの打ち足しの必要はなかったが、ザックを背負って登るのにうんざりしロープで引き揚げた。

第二岩峰からしばらくすると今回最も高度感のある雪稜登高が続き、緩んだ雪に足滑らせると恐らく谷底まで止まることなく落ちそうで怖い。

落ちることはないだろうが大事を取ってロープを出し進む。

北峰直近まで来たものの時間がおしてしまい、この日の行動はここまでとした。

■2018年5月2日

翌、北峰からの縦走路は驚くほど雪がなくほぼ夏道を快調に進んだが、赤岩尾根からの下山はグズグズの雪で何度も落とし穴にはまりながらの下山となり体力を相当奪われた。いっそ大冷沢西沢を下ったほうが速くて快適だったかもしれない。

今回は3日間でそれぞれ6-10-6時間の行動だったので、初日第一岩峰基部まで進み、ルート上でロープを出す回数を減らせば1泊でこなせたと思われる。

なんにせよ、3日間とも快晴の中残雪登山を楽しめ幸先の良いGWスタートとなった。

 

軽量ながら摩耗強度の高い30D生地は、藪漕ぎやスタンディングアックスビレイでのロープ操作でも安心感があるエバーブレス®レグン。コンパクトに収納でき荒っぽく使えるシェルは今回のような状況で取り回しがよいと感じる。

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