パートナーから八ヶ岳に登山に行きたいと相談を受けた。
残雪の登山を楽しめるのも残り僅か。
相談の結果、唐沢温泉から西天狗、東天狗を越えて、本沢温泉に向かうことにした。
■アクティビティ日
2025年5月4日~5月5日
なんでも本沢温泉は日本一高い標高にある温泉だとか。
期待に胸を膨らませて八ヶ岳に向かった。
初日は唐沢温泉から西天狗岳、東天狗岳を越え、根石岳を往復し白砂新道から本沢温泉に向かうルート。
唐沢温泉から登山道に入ると、樹林帯の中の急登を登る。八ヶ岳の林はいつ見ても綺麗。
今日は快晴だが、稜線の上は強風の予報。林の中は風を防いでくれるので快適だった。
綺麗な森の中をゆっくりと歩く
2時間ほど歩くと地形が緩やかになり、視界が開けてきた。
蓼科山まで八ヶ岳を一望できる!風が気持ちいい。
北八ヶ岳を一望!
ここで休憩。周りの登山者の方とお話をしながら景色を堪能した。
ここまでくれば天狗岳までもう少し!
今日は西天狗と東天狗を両方越えなければならない。
頑張ろう!
遠くの方に赤岳が見える
休憩ポイントから約1時間で西天狗岳に登頂!!
最高の景色!雪はほとんどなく、もう夏になるんだなぁと感じた。
しばらく休んだあと、東天狗岳へ向かう。
登山道に雪は残るが、アイゼン無しでも歩ける雪質だった。
東天狗から根石岳に向かう下り。
本来の計画であれば、根石岳に向かう予定だったが、あまりにも風が強く今回はスキップ。
白砂新道から本沢温泉に向かう。
ところが、白砂新道の斜面には雪がべったりとついていた。
アイゼンを装着し、一歩一歩慎重に下りた。
150mほど下ると地形が少し緩やかになった。
ここで先行者の方と合流。お話ししながら楽しく本沢温泉に向かった。
素敵な山小屋でした!
本沢温泉で受付を済ませ、テントを張り、今日の目的の露天風呂へ!
露天風呂までは本沢温泉から10分ほど沢沿いを歩く。
ついに露天風呂に到着!
露天風呂は同時に入るのは8人が限度のようで、場所は硫黄岳の爆裂火口の真下にある。
硫黄岳はなだらかな稜線のイメージだったが、下から見上げると威圧的で迫力を感じた。
お湯は白濁色で硫黄の香りが強い。
疲れた体には最高のお湯でとても気持ちが良かった。
折角来たのだからと、途中で涼みながら長時間入浴したせいで、下山後も足がぴりぴりして、シャワーが染みるようになってしまった。
後で調べると、どうやら硫黄など酸性が強いお風呂は長湯を避けた方がいいとのこと…。
最高のお風呂に違いないが、次回は短時間で済ませよう。
夜は別パーティで来ていた友人と合流し、宴会をして夜を楽しんだ。
夕日に照らされる硫黄岳
翌日は本沢温泉からしらびそ小屋を経由し、中山峠から黒百合ヒュッテを通り、唐沢温泉に下山するルート。
朝の森は歩くと、とても気持ちがいい。
しらびそ小屋は、小屋の方が森の動物たちが過ごしやすい環境を整備されていて、小屋の周りに小鳥やリスが集まってくることで有名だ。
今日はホシガラスやリス、可愛らしい小鳥がたくさんいた。
ホシガラス顔が凛々しい
小屋からは稲子岳南壁がみえる!
しらびそ小屋から急登を登る。白砂新道と同じく残雪がべったりついていたが、アイゼンを装着すれば快適に歩ける雪質だった。
中山峠から10分ほどで黒百合ヒュッテに到着!
名物のビーフシチューをいただいた。
牛すじ肉がとろとろで美味しい!
美味しい食事で元気いっぱい!
このまま下山するのも味気ないと小屋からすぐのところにある天狗の庭に行くことにした。
急斜面を50mほど登ると西天狗岳、東天狗岳が一望できた!
さらに遠くを見ると北アルプスや中央アルプスまで見える。
頑張って登ってよかった。
遠くに見える美しい山脈!
今回の登山は、八ヶ岳の美しい山並みや林を堪能し、温泉に入り、美味しいものを食べ、可愛らしい動物を観察し、大満足の内容だった!
フロウラップ®フーディ
今回の登山では風は強いが天気は良く、動くと暑いという状況。
GWの晴れた春山では、レインウェアでは蒸れて不快になってしまう。
フロウラップフーディは高い透湿性で蒸れにくく、耐水性と防風性を兼ね備え、今回のような残雪登山にぴったりだった。
執筆者:カスタマーサービス課 関 晶
入社年:2023年
長野県出身。登山や自然が好きで、一年を通してアウトドアアクティビティを楽しんでいます。今年の夏は関西の沢にたくさん行きたいです。