
~2026秋冬新商品「アセントビヨンフーディ」開発STORY~
高いストレッチ性と耐水・通気性を備え、壁の上での激しい動きにも柔軟に追従するテクニカル登山専用ウィンドシェル「アセントビヨンフーディ」。過酷な現場で真価を発揮するウエアの誕生背景と、ディテールに込められたこだわりをご紹介いたします。
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山で羽織る薄手のシェルは、現代のアウトドアギアにおいて欠かせない存在です。防風性や撥水性、軽さといった基本性能はどの製品も高い水準にあり、選択肢には困りません。
しかし、私たちが今回あえて新しいシェルの開発に向き合ったのは、ひとつの特別な生地との出会いがきっかけでした。

――どのような素材だったのでしょうか?
開発担当(森田):
耐水性を備えながらも、高いストレッチ性と適度な通気性を兼ね備えた生地です。この素材を見たときに、『このしなやかさと機能のバランスは、クライミングにこそ適しているのではないか』という感覚を持ったのが始まりです。

ハーネス着用が必要とされるテクニカルな山行、特にアルパインクライミングやマルチピッチの現場では、防風・防寒のために薄手のシェルを携行するのが一般的です。しかし、その使用シーンは一般的な登山とは大きく異なります。

――そうした現場では、どのような性能が求められるのでしょうか?
開発担当(岩狭):
軽いことやコンパクトであることはもちろん、“動きを阻害しないこと”や“使用中にストレスを感じにくいこと”が求められます。そのため、単に風を防ぐだけでなく、クライミングの動作に追従する動きやすさを追求しようと考えました。

開発において重視したのは、数値やスペック表には現れない使いやすさを追求することでした。
――具体的にはどのような工夫を盛り込んだのですか?
開発担当(森田):
クライミング特有の動作や状況に合わせた仕様を細かく落とし込みました。

ハーネスにラッキング可能なギアループ。
カラビナに掛けた状態のまま脱ぎ着できるため、落としたり強風で飛ばされてしまうリスクを低減。

ベンチレーションとして使用可能なドットボタン付きタブ
開発担当(岩狭):
どれも単体で見れば些細な工夫かもしれません。しかしテクニカルな山行においては、“わずかな違和感”が動作に影響を及ぼすため、バランスを探りながら何度も調整を繰り返しました。この微調整の作業が開発の中で最も根気のいる工程でした。
――完成したアセントビヨンフーディは、どのような一着になりましたか?
開発担当(岩狭):
このウィンドシェルは、すべてのアクティビティに対応する万能なウエアではありません。しかし、壁に対峙し、次の一手に集中する『クライミング』という特定のシーンにおいては、“これ以上なく最適な一着”であると自負しています。

あえて“クライミング専用”と割り切ることで実現できた高い完成度。岩場での小さなストレスを減らし、クライマーが一手に集中できる時間を少しでも増やしたい——そんな思いから生まれたプロダクトです。

ビヨ~ンと伸びるアセントビヨンフーディ。ぜひお手に取ってお試しください。

優れたストレッチ性と耐水・通気性を併せ持ち、激しい登攀動作にもしなやかに追従するテクニカル登山専用ウィンドシェル。
ハーネスに干渉しにくい裾や、カラビナに下げたまま着脱できるポケッタブル構造など、壁の上での使いやすさと機動性を追求した一着です