ドライを重ねる 5レイヤリング

投稿者: 山本

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スタッフの遊び記録
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長い道のりを歩いたり走ったりすることが好きな私にとって、いつかはやってみたいと思っていたのが『太平洋から日本海へ繋げる』ことだった。

ただ今年のGWは10日ほどの休み(会社公休)の中で完結しなければならない。
アルプスを繋げると日数が足りない。どうしよう…
そこで浮かび上がったのが『塩の道』だ。
北の糸魚川~塩尻までつながる北の塩の道は知っていたが、よく調べてみると南の太平洋にも道が繋がっているらしい。これは古道好きとしてはロマンがある!

道中の楽しみの為にテンカラ竿を脇に抱えて8泊9日、総距離360㎞の旅が始まった。

■アクティビティ日:2026年5月1日~2026年5月9日

5/1(金)
スタート地点となる静岡県『相良海岸』へ到着。
ココから富士山が一望できるらしくスタート前には完ぺきなシチュエーションのはずだが、今日は土砂降りの雨(笑)
荒れた海をバックに少しだけ太平洋の塩水を確保。この塩を日本海まで運ぶのが今回のコンセプトだ。


これを日本海まで届ける

土砂降り…

起点となる石碑があり日本海までの道のりに気合を入れた。


ここから350kmの旅が始まる。

初日は静岡の町の中を歩く。古道と言っても今は生活道路になっている部分が大半で畦道や田んぼ脇の道をひたすら歩いていた。思ったより南の塩の道の看板がしっかりついている印象だった。自治体や地域の人たちによってつくられているだろう案内板が多い。


細かく案内板がある。おかげで不明瞭にならず安心して歩ける。


田んぼの畦道を歩く。ザ・日本の風景だ

5/2(土)
AM4:00起床。5時前の出発に備えて朝ごはんを食べる。
今日よりトレイルに入り、南アルプスの裾を歩く。
秋葉街道の総本社『秋葉神社』を通るルートだ。

途中『戦国夢街道』という戦国時代の交易の道として活用されていたトレイルに入る。
※ここも塩の道。

 
日本の里山風景

ありがたいことに天気は晴れ。もくもくと里山の風景を横目に歩き続ける。
途中、沢を巻くこともありテンカラを振ってみるとカワムツが釣れた。日券を買っておいてよかった。急いで歩いている中でフッと旅をしているんだなぁと感じる瞬間でもあった。

そうこうしていると今日のハイライト『秋葉神社表参道』の登山口に到着する。ココから約900m登りの始まりである。


結構登ってきた。あと少し。

汗だくになりながら、ようやく秋葉神社上社へ到着。早速参拝。もちろんこの旅が無事終わるようにとお願いする。
参拝も早々と、時間は12時になるところだったので足早に秋葉神社を後にする。本日の目的地は水窪の地域まで。ゆっくりしたいが…また歩き始める。


秋葉神社上社。パワーもらいました。

ここから下りに入るが、トレイルとロードを行ったり来たり。しかも不明瞭な沢沿いに入り若干迷う…だいぶ体力を削られた…。

5/3(日)
日が上がる前より行動を開始。
国道152号線を北上していく。途中、青崩峠付近でテンカラを振ってみる。
綺麗なアマゴが釣れた。朝から気分がいい♪


こんなこともあろうかと日券を購入しておいた

旅の醍醐味ですね

朝から新緑の綺麗な青崩峠を越えた。

 
静岡県から長野県へ。やった~

青崩峠を下ってくると、日本秘境100選にも選ばれている遠山郷に入る。
道の駅でカップラーメンを購入し英気をつける。確実に本日のハイライトになるであろう『小川路峠』を前に補給と道の駅にあった足湯に入り疲れを取る。

束の間の休憩を取った後は、いざ『小川路峠』へ。
塩の道、秋葉街道の中で一番の標高(1642m)に位置する峠に遠州側よりアプローチをする。遠州側からのアクセスがあまりネットで確認できずどんな感じなのだろう?と若干不安に感じながら山に入っていくが、案の定道に迷ってしまった(笑)
地図を広げ現在地を確認して本来のルートに合流したが、やはりあまり人が入らない山域なのか藪も生えてるし不明瞭なところが目立っていた。


荒れていて向かう方向がわからない…


やっと秋葉街道に合流。一安心~。


山頂付近に到着。お地蔵様たちの石板裏を覗くと明治時代に建てられたモノだった。歴史感じるな~

何とか最高点につく頃には、日が沈みかけていた。今日はすでに40㎞程歩いてきていたので相当疲労が溜まっている。次第に雨も降ってきて寒い。歴史を感じるのも早々に、今日は飯田の宿まで行きたかったので雨の中小走りで峠を駆け降りる。

あたりが真っ暗になった中で、ようやく飯田の町に下りてきた。雨が増す中、21時頃に駅前に到着。時計を見ると50kmを越えていた…
駅に着いた途端、疲れと寒さでホテルに泊まりたい欲が爆発した(笑)
まぁこれも街道旅の一興でしょ♪と自分に言い聞かせてビジネスホテルへ。


冷えた身体に宿の布団は染みました。

明日からは3日間は街歩き。(飯田から塩の道は秋葉街道から伊奈街道に代わります)
気ままな街歩きを楽しみに今日はゆっくり宿で疲れを癒すことにした。

5/4(月)-5/6(水)
この3日間は長野県飯田の町から伊那⇒松本⇒大町まで町の中の歴史街道「伊奈街道」を歩く旅となった。街中歩きかぁと思っていたが、よく考えれば街中を長く歩き続けることも滅多にないかも?と気持ちを切り替えてテクテク歩きだした。


飯田の街中。伊奈街道にまつわる石碑がいたる所にある。


飯田の町から見た景色。山に囲まれたいい街だなぁ


伊那に遅くに到着。宿を探しまわったが予約をしてなかったので見つからず…最後の1件と入った宿で優しい女将さんに受け入れてもらい歓喜。お世話になりました。

5/5(火)
~伊那より松本まで~
途中南の終点である『塩尻市』にある三州街道の石碑でパシャリ。
ここまでで約240kmを歩いてきた。ロードの歩きが多かったとはいえ、
中々感慨深いものがありました。


ココで南の塩の道は終わり。本来はもっと別の場所が起点なのか?分からなかったのでここで完結!と自分の中で着地させました(笑)

5/6(水)
松本城をバックにスタート。

横目に北アルプスを眺めながら進む畦道は長く歩いてきたご褒美に思えた。


風流な水車。雪が残る北アルプスは本当にきれいだ。

北の塩の道に入ってから塩の道の案内板などが目立ってきた。
やはり千国街道の方は南とは違い知名度があるようだ。


信濃大町の街中でも案内板が至る所にある。

この日も40kmほど歩き、木崎湖の湖畔までたどり着いた。
この日はココでツエルト泊だ。湖畔はきれいでゆっくり休めそうな場所だ。
しかもこの日は松本で山岳ガイドやライターをしている友達から連絡がきて、中華をご馳走してもらった。街中ならではのご褒美をいただき歓喜。


信濃大町でトレイルエンジェル。ご馳走様でした。

5/7(木)
いよいよ塩の道も後半戦。信濃大町からグンとトレイルが増えてくる区間だ。
アップダウンは激しくはないが、山の中に入ればまた集落に下りてくる。関西に住んでいる私からすれば熊野古道を思わせるイメージの道だった。

 
山中から出てくると集落がある。そしてまた山に入り集落に出る。この繰り返しだ。

ここら辺りの山域は、アルプスまで登り切って稜線に出るか、スキーで来る冬の真っ白な風景の思い出が濃かった。新緑の濃くなる5月にこの地域にどっぷり浸かることができ、地域のいろんな顔を見せてくれるとあらためて歩きに来てよかったと思えた。

小谷村に入ると、より色濃く塩の道の歴史的建造物が増えてくる。歴史に触れる為に来ているので、立ち留まっては案内板を読むのが楽しい。とは反面して、時間を気にする(笑)

 
塩の道についての歴史的建造物がいっぱい。当時は牛を預けて宿に泊まる方も多かったという

5/8(金)
ゴールの日本海まではあと50kmほど。
本日中に完歩できるか微妙な距離だったが、とりあえず歩きながら考えようと出発。
今日は最後の峠、小谷村にある『大綱峠』を越えて糸魚川に入っていく。遠州⇒信州⇒とうとう越後の国まで来た


無料のお水をいただく。ありがとうございます!


大綱峠手前の大綱集落でお話しした方に、ゴールまで頑張ってと自家製沢庵をいただきました。ありがとうございます!美味しかったー!

雨の降る中急登の峠を越えていく。北の塩の道ルートの最高地点でもある峠付近では雪も残っていた。

 
GWとはいえ山の上はやはり寒い


塩の道の登山道整備されている方にも遭遇。快適に古道を歩けるのは整備をされている方々のおかげだ。雨飾山を裾に見ながら峠を越えていく。長い旅がもうすぐ終わる。

5/9(土)
最終日を迎えた。本日は残り15㎞程でついに日本海にたどり着く。


ウトウ地区を越えて


ついに見えた。日本海。


当時の歩荷の銅像があった。今よりももっと過酷な状況で峠を越えて内陸まで塩を運んでいた先人達は本当にすごい

毎日40㎞以上歩いてきたので本日の行程は一瞬の様に感じた。山から下りてきて町に入り、ついに起点のポイントまでたどり着いた。


北の塩の道起点。ついにたどり着いた。長かったー

最後は太平洋から汲んできた塩(海の水)を日本海に帰して終了。長い歩き旅が終わった瞬間。感無量だ。


糸魚川ヒスイ海岸にてパシャリ。

雲1つない晴天の中のゴール。やりたいことが叶った瞬間だった。
服が臭かったのか写真を撮ってもらった学生さんに怪訝な顔をされ旅の締めとなった(笑)

今回は山旅ではなく歴史街道を歩く旅となったが、たまにはこういうアクティビティも楽しいと思えた時間だった。のんびり歩きながら、そして時には釣りをしながら歩いて、土地のモノに触れる旅は悪くない。日本だけでなく、世界の歴史街道や山岳古道も調べて歩いたり釣り旅がしてみたい。そんなことを思いながら帰りの新幹線で帰路に着いた。

 

遊びのMVPアイテム

ドライレイヤー®インナーソックス5本指クルー

沢や歩き旅、スキーなどいつだって自分の山行には欠かせないアイテム。今回の360kmの旅も履きっぱなしだったが、マメができることなく快適に過ごせた。冬は保温用として先丸タイプも使っている。いつだって信用できる重要アイテムだ。

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執筆者:生産管理課 山本 雅人

入社年:2020年

春から夏にかけては源流釣行などを勤しみ、冬は山スキーや冬期登山を楽しむ。1年を通して低山や海外の山を歩いたり走り回ったりしています。

※自然の中でアクティビティを行うためには、十分な装備、知識、経験が必要です。事前の準備を徹底したうえで、安全に注意してお楽しみください。なお、道の駅や公園などの公共施設をご利用の際は、休憩の範囲内にとどめ、各施設のルールやマナーを守ってご利用ください。
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